オクラの旬の時期・季節はいつ?美味しい選び方も紹介!
【野菜ソムリエ監修】オクラはその独特の食感がおいしい野菜ですが、オクラの旬の時期はいつごろなのか知っていますか?今回は、オクラの旬の時期・季節や主な産地・生産量、オクラの種類を紹介します。オクラの栄養価や選び方、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
赤オクラは、含まれているアントシアニンの影響で見た目が赤い色をしているオクラで、以下のような品種があります。
・ベニー
・レッドサン
ベニーとレッドサンは、いずれも五角形をしたオクラですが、普通の角オクラと違ってさやが紫紅色なのが特徴です。生でサラダに添えると華やかな彩りになりますが、茹でると緑色になるので、色合いを活かしたい場合は加熱せずに使いましょう。
④花オクラ
オクラには、花の部分を食べる花オクラと呼ばれる種類もあります。花オクラの品種は以下の通りです。
・トロロアオイ
花オクラの花びらは、通常のオクラと比べて2倍ほど大きいのが特徴です。黄色の花の部分を収穫して、サラダやおひたし・天ぷらなどにして食べられることが多いオクラです。綺麗な花の見た目でありながら、食べると通常のオクラと同じようなねばねばとした食感があります。なお、花オクラはさやにあたる部分が小さい上に硬いため、食べることはできません。
⑤白オクラ
白オクラは、白みがかった緑色をしているオクラで、以下の品種が代表的です。
・楊貴妃
白オクラは、山口県が主な生産地で、柔らかく生で食べるのがおすすめの食べ方です。中でも楊貴妃は、山口県で昔から栽培されていた歴史のある品種で、一般的なオクラよりも肉厚で粘り気が強いのが特徴です。
オクラの選び方や栄養価は?
旬の時期に店頭に並ぶオクラは、どのように選ぶのが良いのでしょうか?ここではオクラの選び方を栄養価も併せて紹介します。
オクラの選び方のポイント
オクラを買うときや、家庭菜園などで作っているオクラを収穫するときには、以下のポイントを参考に選ぶのがおすすめです。
・なるべく緑色が濃いもの
・表面のうぶ毛が全体にしっかりと残っているもの
・少し小さめで形がきれいなもの
・全体的にハリがあって弾力のあるもの
・ヘタの部分が変色していないもの
・さやの表面に茶色の変色がないもの
オクラを選ぶときは、見た目が鮮やかな濃い緑色で、さや表面全体にうぶ毛が残っていているものを選ぶのがおすすめです。あまりに大きいオクラは、育ち過ぎて苦味が増している場合が多く、若干小ぶりなものの方が美味しい傾向にあります。
なお、鮮度が落ちてくるとヘタやさやの部分が茶色く変色するので、茶色いものは選ばないようにしましょう。
オクラの栄養価・効能
オクラは美味しいだけではなく、身体に良い効果をもたらす栄養素が豊富に含まれています。オクラに含まれる主な栄養素は以下の通りです。
・ムチン
・ペクチン
・ガラクタン
・カリウム
・カルシウム
・ビタミンC
オクラに含まれるムチンは、オクラ独特の粘り気を生み出す成分で、胃の粘膜を保護する効果があると言われています。また、オクラには食物繊維の一種であるペクチンも含まれており、動脈硬化の予防や糖尿病の予防・腸内環境の改善に役立ちます。なお、ガラクタンも粘り気のもとになる成分で、血中のコレステロールを減らす働きがあります。
ほか、オクラには高血圧の予防に役立つカリウムや丈夫な骨を作り上げるカルシウムといったミネラルのほか、美肌に役立つビタミンCなどのビタミン類も含まれているのが特徴です。このように、オクラには健康に良い成分が豊富に含まれているので、日々の食卓にオクラを積極的に取り入れてみましょう。
(*オクラの栄養素について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
オクラの旬の食べ方・レシピのおすすめ
オクラの旬の食べ方にはどのようなものがあるでしょうか?レシピのおすすめをいくつか紹介します。