ヨーグルトを常温で保存・放置は危険?半日でもNG?腐った時の見分け方も紹介!
ヨーグルトを常温で放置・保存してしまったことはありませんか?何時間までなら大丈夫なのでしょうか?今回は、ヨーグルトは常温保存が可能かや<市販・手作り>の保存期間の目安を紹介します。ヨーグルトが腐った時の見分け方や保存方法、常温にして食べた方がいい理由も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- ヨーグルトを冷蔵庫に入れ忘れた…常温で放置はNG?
- ヨーグルトは常温で保存可能?開封後でも大丈夫?
- ヨーグルトは常温で保存しても大丈夫
- 常温で保存すると乳酸菌が増え酸っぱい味がする
- ただし開封後のヨーグルトを常温で放置した場合は食べない方が良い
- ヨーグルトの常温での保存期間の目安は?半日はセーフ?
- 手作りヨーグルト保存期間の目安は2~3日
- 市販ヨーグルトは未開封なら賞味期限が切れても5日~1週間なら大丈夫
- ヨーグルトが腐った時の見分け方は?
- ①鼻に刺すような臭い
- ②苦い
- ③酸味がない
- ④変色している
- ⑤カビが生えている
- ヨーグルトの日持ちする保存方法は?
- ヨーグルトの常温での保存方法
- 開封後は冷蔵保存する
- 冷凍保存で1ヶ月ほど長持ちする
- ヨーグルトは常温保存するとメリットもある?
- ヨーグルトは常温に戻してからの方が乳酸の効果が増す
- ヨーグルトを食べる健康効果
- ヨーグルトは常温で食べよう
開封後は冷蔵保存する
開封後のヨーグルトを冷蔵保存するときのポイントは、以下の通りです。
・冷蔵庫のドアポケットに入れて保存すると振動によって乳清が分離しやすいため避ける
・スプーンなどを入れる際は清潔なものを使用する
乳清は時間が経つと発生しますが、ヨーグルトに振動が加わるとさらに多く出てきます。乳清そのものは元々ヨーグルトに含まれる成分で健康に全く害はありませんが、乳清が分離すると食感が多少損なわれます。そのため、できるだけ振動のない環境に置く方が良いでしょう。
一度で食べきれないヨーグルトをスプーンで取り分けるときには、雑菌が入るのを防ぐために清潔なスプーンを使いましょう。
冷凍保存で1ヶ月ほど長持ちする
ヨーグルトを冷凍しても乳酸菌は死滅せず休眠状態になるだけなので栄養は壊れません。冷凍するときは、以下のポイントに気を付けると美味しく食べることができます。
・無糖のヨーグルトなら砂糖・はちみつ・ジャムなどで糖分を混ぜ込んで冷凍する
・一食分ずつ小分けにして冷凍する
冷凍したヨーグルトを解凍すると、乳清の分離で食感が悪くなりますが、糖分を混ぜることで防ぐことができます。元々糖分が入っている市販のヨーグルトなら、そのまま冷凍しても大丈夫です。また、一度解凍したものを再冷凍すると品質が落ちるので、冷凍前に予め一食分の量に分けておきましょう。
(*ヨーグルトの冷凍保存について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
ヨーグルトは常温保存するとメリットもある?
常温保存が可能であるヨーグルトですが、常温保存によってメリットがあるのかどうか解説します。
ヨーグルトは常温に戻してからの方が乳酸の効果が増す
乳酸菌は種類が多く好む温度帯は様々ですが、ほとんどのものが25度~40度で活発になります。よって、冷蔵庫から出したばかりの冷たいヨーグルトよりも、常温に戻すか少し温めたヨーグルトの方が乳酸菌の効果をより多く得られます。
だたし、60度以上になると乳酸菌は死滅してしまうので、温めすぎには注意が必要です。また、温めて乳酸菌が活発になったヨーグルトを長時間放置すると、発酵により酸味が強くなるのですぐに食べるようにしましょう。
ヨーグルトを食べる健康効果
ヨーグルトによって含まれる乳酸菌が異なり健康効果も様々ですが、ヨーグルトを食べることで得られる健康効果は以下のものがあります。
・便秘解消
・ダイエット効果
・美肌効果
・免疫力アップ
・花粉症予防・改善
・ピロリ菌の抑制
乳酸菌の種類には、ビフィズス菌SP株・LB21乳酸菌・ガセリ菌SP株・ビフィズス菌BB536・クレモリス菌FC株など様々なものがあり、それぞれが持つ効果は上記のように多様です。例えばガセリ菌SP株は、免疫力がアップする効果があり、インフルエンザの予防も期待できます。LB21乳酸菌は、便秘と肌荒れの改善に効果があり、美肌効果があります。
腸内には免疫細胞の7割が存在し、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は様々な免疫細胞に働きかけます。乳酸菌の種類によって効果のある免疫細胞も異なるので、できるだけ多くの種類の有効菌を体内に入れると良いそうです。様々な健康効果を得るためにも、毎回違う製品を買う方が良いでしょう。
(*飲むヨーグルトの健康効果・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ヨーグルトは常温で食べよう
ヨーグルトは乳酸菌の発酵により作られる食品であり、乳酸菌によるありがたい健康効果が得られることを紹介しました。その効果を最大限に発揮させるためにも、ヨーグルトを上手に保存し、常温で食べることをおすすめします。