ケールの栄養価と効能は?加熱はNG?成分を逃さない食べ方も紹介!
【管理栄養士監修】ケールに含まれる栄養成分を知っていますか?ケールは青汁の材料というイメージが強いですね。今回は、ケールの栄養素・効能に加え、栄養を効率的に取れる食べ方を紹介します。ケールの旬も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ケールはどんな野菜?
ケールは加工前の姿をあまり見かけませんが、どんな野菜なのでしょうか?
ケールの旬
ケールはどこでも栽培でき品種も多い野菜なので霜の降りない地域なら一年中栽培可能です。夏に収穫するケールは太陽をたくさん浴びることで養分を蓄え葉も比較的柔らかです。寒くなってくると甘さを増していきますが葉も硬くなり煮込み料理向きになります。
旬とするならば、栄養重視なら7~8月、味を優先するなら12月~2月ということになります。
ケールの栄養素と効能は?美容効果あり?
カロリー | 28kcal |
---|---|
水分 | 90.2g |
タンパク質 | 2.1g |
糖質 | 1.9g |
食物繊維 | 3.7g |
脂質 | 0.4g |
青汁に使われるほど栄養豊富なケールの栄養成分と効能を確認しましょう。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています
①ビタミンC
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
81mg | 100mg | 81% |
ケールに含まれるビタミンCは81㎎とユズの2倍もあります。ビタミンCはコラーゲンを作り体内酵素を活性化しメラニン色素の生成を妨げるため、美容・美肌効果のある栄養素で、免疫力を上げ鉄分の吸収を高める効能があり病気予防に役立ちます。水溶性ビタミンなので水に浸し過ぎないよう注意しましょう。(※2)
②βカロテン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
2900㎍ | - | - |
ケールのβカロテンは2900㎍もあり、体内でビタミンAに変換されても一日の摂取量をすべて補えるほどの量です。βカロテンは抗酸化作用にすぐれ、免疫力を上げる効能がある栄養です。ビタミンAに変えられると皮膚や粘膜の維持や目の働きに関与します。不足すると皮膚や角膜・粘膜の乾燥、角質化を起こします。(※3)
③カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
420mg | 2500mg | 17% |
カリウムはデトックス効果があり、余分な水分や老廃物・ナトリウムを身体の中から排出するのでむくみや高血圧を改善する効能があります。ほかにも体内酵素を活性化させ間接的に神経伝達や筋肉の代謝を補助しています。水分を摂りすぎると尿とともに排出してしまうので恒常的にとると良いでしょう。水溶性なので調理の際は気を付けましょう。(※4)
④食物繊維
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
3.7g | 20g | 19% |