アボカドは丸ごと冷凍保存できる?カット・ペーストで変色防止&日持ちさせるコツも紹介!
【野菜ソムリエ監修】アボカドは丸ごとでも冷凍保存できるのでしょうか?今回は、アボカドを〈丸ごと・ダイスカット・スライス・ペースト〉で冷凍保存する方法や日持ち期間を紹介します。アボカドの腐った時の見分け方や、冷凍アボカドのレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
③ペースト状にして保存する場合
アボカドは、下記のような方法でペースト状にして冷凍保存することもできます。
【やり方】
1.アボカドの皮と種を取り除く
2.適当な大きさに切り、フォークなどで潰してペースト状にする
3.ペースト状にしたアボカドにレモン汁などを加えて混ぜる
4.密閉保存袋に入れて平らにし、空気を抜いて冷凍室へ入れる
アボカドをペースト状にして保存する場合は、フォークなどでアボカドを滑らかになるまで潰してから、変色防止のための調味料を加えます。こちらのペーストも、ラップを使って食べ切れる量だけ小分けにしてから、保存袋に入れると良いでしょう。ペースト状にしたアボカドは、冷凍室で約1か月ほど保存が可能です。
冷凍アボカドの解凍方法は?
冷凍したアボカドを使う際には、電子レンジの解凍モードを使って解凍できるのでしょうか。ここからは、冷凍したアボカドの正しい解凍方法について解説します。
①丸ごとアボカドを保存した場合
丸ごと冷凍したアボカドの解凍方法は、自然解凍と電子レンジを使う方法の2通りです。電子レンジで解凍する場合は、まず凍ったアボカドが少し柔らかくなるまで室温に置き、皮を剥いてからキッチンペーパーで包みます。その後、電子レンジの解凍モードを使って解凍します。
アボカドを電子レンジで解凍する際には、電子レンジの低いワット数で解凍するようにしましょう。アボカドを加熱しすぎると、変色するだけでなく、熱に弱いアボカドの栄養成分が損なわれる可能性があります。
自然解凍する場合は、冷凍したアボカドを野菜室か室温に置いて解凍します。室温の方が早く解凍できますが、室温に長時間放置すると傷みやすくなるため、野菜室でゆっくり時間をかけて解凍するのがおすすめです。
②カットしてから保存した場合
カットして保存したアボカドの場合も、自然解凍か電子レンジを使った方法で解凍します。電子レンジを使う場合は、カットしたアボカドをクッキングシートで包んでから、電子レンジの解凍モードを使って解凍してください。アボカドについた霜を吸収してくれるので、過熱を防ぐこともできます。
自然解凍をする場合は、アボカドを丸ごと解凍する時と同様に、冷凍室から野菜室または室温に移して解凍します。また、カットして冷凍したアボカドは丸ごと冷凍したアボカドよりも解凍時間が短いため、室温で解凍する際は放置しすぎないように気をつけましょう。
冷凍アボカドが腐った・傷んだ時の見分け方は?
アボカドを冷凍すると保存期間を延ばすことができますが、長期間冷凍室で保存しているとアボカドが傷むことがあります。以下の項目では、冷凍したアボカドが腐ったり傷んだ時の特徴について解説します。
腐った・傷んだアボカドの特徴
傷んだ冷凍アボカドには、以下のような特徴があります。
・変色する
・霜がつく
・水分が抜ける
アボカドを長期間冷凍室で保存すると、表面に霜が付き、変色したり水分が抜けて乾燥することがあります。これは冷凍焼けと呼ばれ、冷凍室の中で食品に含まれる水分が蒸発し、油脂が酸素に触れて酸化する現象です。
このような状態になったアボカドは食べても体に害はありませんが、風味や味は劣化してしまいます。冷凍焼けを防ぐために、アボカドを冷凍する際には空気に触れないようにラップできっちりと包み、長期保存をせず早めに食べ切りましょう。
(*アボカドが腐った場合について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
冷凍アボカドの使い方・レシピ
冷凍したアボカドを解凍したものは、生のアボカドよりも食感や風味が劣るため、工夫して調理する必要があります。ここからは、冷凍アボカドが美味しく食べられるおすすめのレシピを紹介します。