白菜が苦い原因は?食べても大丈夫?苦味・えぐみをとる方法やレシピのおすすめを紹介!
【野菜ソムリエ監修】白菜が苦い場合の原因を知っていますか?冬場にかけて旬を迎える白菜ですが、今回は白菜が苦い原因や食べても問題ないのか紹介します。白菜の苦味・えぐみを消す方法や、これらが気にならない食べ方・レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
白菜が腐った場合の特徴
白菜が腐っている場合もあります。白菜が腐ってしまった時の特徴を説明します。
・茶色に変色する
・腐った汁が出てくる
・カビが生える
・酸っぱい匂いがする
いずれかの状態が確認されたら食べずに廃棄するべきです。見た目や匂いなど、五感を使って白菜の状態を正しく見極めましょう。
(*白菜が腐るとどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
苦い白菜は食べてもいい?
白菜が苦くなる原因が土に含まれる窒素分やポリフェノール、イソチオシアネートであると説明してきました。それでは、実際に苦くなった白菜は食べても問題はないのでしょうか?
苦い白菜は食べても特に問題ない
ポリフェノールは抗酸化作用により動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果が期待でき、イソチオシアネートはがんを抑制する効果があると言われています。そのため食べても特に問題はありませんし、むしろ体にとって良いあると言えます。ただし腐っている場合は別なので、腐っているかどうかをしっかりと見極めましょう。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
イソチオシアネートはこの他にも消化を助けてくれたり、血栓ができるのを防ぐ働きがあると言われている体にうれしい成分です。
白菜の苦みをとる方法・食べ方は?
ポリフェノールやイソチオシアネートなどの原因によって苦くなってしまった白菜を美味しく食べるにはどうすればいいのでしょうか?簡単にできる方法をいくつか紹介します。
①下茹でする
最も手っ取り早い方法が下茹でです。イソチオシアネートは加熱することによって苦味が減り、甘味が増します。
【やり方】
1、鍋に水を入れて火にかける
2、沸騰したら白菜を入れる
3、柔らかくなれば完了
下茹でしても苦味やえぐみが気になる場合は、茹で汁を捨ててもう一度下茹でしましょう。下茹でした白菜はシャキシャキとした歯ごたえが無くなってしまうため、サラダや炒め物にはおススメできません。煮物などに使うと美味しく食べることができます。
②味付けを濃くする
苦味を他の味で帳消しにする方法です。ドレッシングやマヨネーズといった濃い調味料を使うことで苦味やえぐみを気にならなくさせます。しかし、塩分が濃くなってしまうため健康を気にする方にはあまりおススメできません。
③塩でもむ
塩でもむことにより白菜の水分が抜けていきます。苦味を抑えるだけでなくシャキシャキ感も残すことができます。
【やり方】
1、食べやすい大きさに白菜を切る
2、ボールなどに切った白菜を入れて塩をふって良くもむ
3、水分が出てきたらしっかりと絞れば完了
塩もみすることで日持ちが良くなり、色もきれいになります。下茹でした場合と違いシャキシャキとした食感も残り、ドレッシングやソースなども絡みやすくなるのでサラダや漬物などの料理におすすめです。