バナナの賞味期限はいつまで?腐った時の見分け方や日持ちする保存法など紹介!
【野菜ソムリエ監修】バナナの賞味期限の目安を知っていますか?今回は、バナナの賞味期限の目安を<常温・冷蔵・冷凍〉別に比較し、いつまで食べられるのかなど紹介します。バナナの日持ちする保存方法や、腐って食べられない場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
①腐ったバナナの見た目の特徴
バナナが腐っている場合真っ先に注意したいのが見た目の特徴です。
・軸や房に白いカビが生えている
・果肉から汁が出ている
・皮も果肉も黒くなっている
軸や房に白いカビが生えている場合、少しであればカビの部分を切って食べることもできますが、たくさん生えている場合には食べるのはやめた方がいいでしょう。
また、バナナは熟して甘みが増すと皮の色が変わるので、黒くなってから食べるという人もいるでしょうが、果肉まで黒くなっている時や汁が出ている場合はやめた方がいいです。
②腐ったバナナの感触の特徴
続いてバナナが腐っているか判断する時に注意したいのが感触です。
・皮が剥けないほど柔らかくなっている
・腐ったような匂い、異臭がする
・口に入れると苦味や酸味がある
わかりやすい特徴は、柔らかさです。腐ったバナナの皮を剥こうとすると、果肉が崩れてしまいうまく剥けなくなります。もちろん腐ったバナナを口にするとバナナらしくない苦味や酸味があり、すぐに異常に気付きます。
(*バナナの腐ったときや白いカビが生えたときについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
バナナの皮が黒くても食べられる
バナナが追熟していくのに従ってバナナの皮も色が変色していきます。皮が黒くなると腐っているとおもわれるかもしれませんが、皮を剥いでみると中身は綺麗なままであることもあります。
特に前述のように冷蔵する場合ラップなどで密閉して保存されていると皮は熟して黒くなっても中身は全く追熟していない、という状態になります。
(*バナナの皮が黒く変色する原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
バナナの皮を黄色い状態で日持ちさせる方法は?
冷凍保存などバナナを日持ちさせる方法を紹介してきましたが、バナナの皮は色が変わってしまいます。綺麗な色のまま長持ちさせる方法を説明します。
①バナナの柄の部分にラップをする
バナナの柄をラップに包む事でエチレンガスの発生を防ぐことができます。1本づつにするとより効果的ですが、房のままでも柄にラップをしておくと追熟が防げます。
②バナナハンガーを使う
バナナをそのまま置いておくと、バナナが接地している部分から傷んでいきます。バナナハンガーにバナナを吊すことで接地面がなくなり、傷みを防ぐことができます。
③お湯につけてから保存する
皮が黒くなりにくい方法には、お湯につけてから冷蔵保存する方法があります。
1.バナナを40~50度のお湯に5分程度浸けておく
2.湯から出し1時間常温に置く
3.ラップやポリ袋に入れて野菜室で保存する
このように湯通しするとバナナの皮が黒くなりにくいだけでなく、バナナの甘みがましてさらに美味しく食べられます。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
バナナに含まれているでんぷんを糖に分解するアミラーゼという酵素は40~60℃の温度帯で活発に働くため、50℃のお湯に浸けておくと糖が増えて甘くなるのです。