卵の賞味期限切れはいつまで？1週間・10日過ぎたら危険？加熱でもNG？
【管理栄養士監修】生卵の賞味期限の目安を知っていますか？今回は、生卵の賞味期限は実際どれくらいなのかをパックの表示期間と比較しつつ、〈3日・1週間後・10日〉など、期限切れでもいつまで食べられるのかも紹介します。生卵の日持ちする保存方法や、賞味期限切れ・腐った場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- 卵は賞味期限切れでも食べれるって本当？
- 卵の賞味期限の表示は「生食」で食べられる期間を指す
- 卵の賞味期限はどのくらい？
- パック詰めしてから2週間後を賞味期限に設定されている
- 実際の卵の賞味期限の目安
- 卵の賞味期限切れはいつまで食べられる？1週間・10日はNG？
- 卵は実際の賞味期限より短く表示されることが多い
- 賞味期限切れでも卵が腐っていなければ食べられる
- 卵の賞味期限が切れて腐るとどうなる？見分け方は？
- ①匂い
- ②見た目
- ③味
- 賞味期限期限が切れた卵の安全な食べ方は？
- しっかり加熱すれば食中毒の心配もない
- 卵の賞味期限より早く食べた方が良い場合とは？
- ①卵の殻にヒビが入っている場合
- ②ゆで卵・半熟卵に調理した場合
- ③誤って常温保存した場合
- 卵の日持ちする保存方法は？
- ①卵は冷蔵庫の奥に保存する
- ②表面がざらざらしている卵を選ぶ
- ③卵の尖った方を下向きにして保存する
- ④卵は洗わない
- ⑤パックごと保存する
- 卵は冷凍保存もできるが生食には向かない
- 卵の賞味期限に注意しよう
卵の賞味期限が切れて腐るとどうなる？見分け方は？
卵は腐ると、見た目や匂いなどにどの様な異変を感じるのでしょうか。見分け方のポイントを説明します。
①匂い
以下は腐った卵の匂いの特徴です。
・鼻にツンと来る匂いがする
・アンモニア臭がする
・硫黄のようなきつい匂いがする
賞味期限の3日～1週間後では、保存状態がよほど悪くない限り、上記の様な臭いがすることはないでしょう。しかし夏は賞味期限の10日後、春・秋は賞味期限の2週間～1ヶ月後、冬は賞味期限の3ヶ月後あたりから、異臭が発生する可能性があります。卵が腐ると非常にきつい匂いがするため、食べられないと判断することは容易いでしょう。
②見た目
以下は、腐った卵の見た目の特徴です。
・殻を割ると、黄身がすぐに崩れてしまう
・白身と黄身が混ざっている
・水に入れると浮く
卵は腐ると、黄身を覆っている膜がもろくなる為、割る時の衝撃だけで黄身が崩れてしまうのが特徴です。また、腐敗が進むと黄身と白身が混ざった状態になります。この様な見た目になってしまった卵はサルモネラ菌が黄身の栄養素を餌に増殖していることがあるので、食べるのは止めましょう。
また、水に入れた時に浮かんでくる卵も腐敗のサインで、長期の保存により卵の水分が蒸発し、空気や腐敗によって発生するガスが増えたことが原因です。賞味期限が3日～1週間切れた位では見た目の変化は見られませんが、夏場は10日前後、春・秋は2週間～1ヶ月、冬場は3ヶ月賞味期限が過ぎている時は気を付けて観察する様にしましょう。
林輝美
管理栄養士
卵の黄身が崩れる原因は、黄身についている白いひも状のカラザという物体が古くなっているからです。黄身が割れてしまった場合は、割り方が悪かったのか古い卵なのか気をつけてくださいね。
③味
以下は、腐った卵の味の特徴です。
・酸っぱい味がする
・舌にアンモニアのような刺激を感じる
・舌に硫黄のような刺激を感じる
賞味期限切れの卵を、味で腐っているかを判断する場合は、必ず加熱してから味見する様にして下さい。また、3日ほど賞味期限が切れただけであったとしても、気温の高い場所で保存した場合は同様に加熱してから確認しましょう。
卵の腐敗が進み、アンモニアや硫黄のような舌を刺激する味を感じる場合、口に入れる前に匂いで気付く場合がほとんどです。匂いに異変が無くても、酸味などのいつもの卵と違う味を感じた場合は、食べる事はおすすめできません。
（＊腐った卵の見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）