梨が旬の時期・季節はいつ?産地・品種で違う?選び方や栄養価なども紹介!
【野菜ソムリエ監修】梨の旬の時期を知っていますか?今回は、梨の旬・収穫時期や、主産地・生産量などを紹介します。梨の栄養価や選び方のほか、レシピ・食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
・美味しい時期:9月下旬から10月上旬
・主産地:長野県、福島県、秋田県
・味:酸味が少なく糖度が高い
・大きさ:約350g
南水は扁平な形と高い糖度が特徴の品種です。9月中旬ごろから収穫が始まり、10月中旬まで市場に出回りますが、貯蔵が利くため涼しい地域では翌年の3月ごろまで店頭に並ぶこともあります。
梨で旬の時期が【11月〜】の品種は?
梨の中には冬や年明けでも店頭に置かれている種類もあります。今回は、11月頃を中心に旬の季節を迎える品種について、入手可能な時期と共に紹介します。
①新興
・美味しい時期:10月下旬~11月下旬
・主産地:新潟県、鳥取県、大分県
・味:甘みと酸味のバランスがよい味わい
・大きさ:約400~600g
新興は大型の梨で柔らかくキメの細かい果肉とジューシーな果汁を含んでいます。秋から冬にかけて出回る品種で、1月中旬まで見られることもあります。新興にはゴツゴツした形のものがありますが、これは大型の梨に見られる特徴なので品質には問題ありません。
②愛宕
・美味しい時期:12月中旬~1月下旬
・主産地:岡山県、鳥取県、島根県
・味:果汁が豊富でシャリシャリとして食感とほどよい甘みが楽しめる
・大きさ:約1kg
愛宕は非常に大型の品種で、日持ちがよくお正月に食べられることでも知られています。果肉はそれほどキメ細かくありませんが、柔らかく食べ応えのある梨です。
③にっこり
・美味しい時期:10月下旬~11月下旬
・主産地:栃木県、茨城県、千葉県
・味:強い甘みとみずみずしい果汁が特徴
・大きさ:約800g
にっこりは栃木県に由来する梨で、県の名所である日光と梨を音読みした「り」を組み合わせ、「日光梨」からにっこりと名付けられました。10月中旬から収穫が始まり1月中旬まで市場に出回るため長期にわたって楽しめる品種です。
④晩三吉(おくさんきち)
・美味しい時期:10月下旬~11月下旬
・主産地:大分県、福島県、島根県
・味:甘みと酸味が控えめで果汁が多いためジューシーで爽やかな味わい
・大きさ:約400~500g
晩三吉(おくさんきち)は大きいものでは700g~1kgになるものもある大型の梨で、柔らかく果汁が豊富なのが特徴です。明治時代には栽培が始まっており、歴史が古いことでも知られています。10月下旬から出回り、翌年の春まで店頭に並びます。
(*梨の種類や品種について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)