梨が旬の時期・季節はいつ?産地・品種で違う?選び方や栄養価なども紹介!
【野菜ソムリエ監修】梨の旬の時期を知っていますか?今回は、梨の旬・収穫時期や、主産地・生産量などを紹介します。梨の栄養価や選び方のほか、レシピ・食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ここでは、店頭で新鮮な梨を選ぶ際に注目すべきポイントについて、見た目や手に持ったときの重みなどをもとに解説します。また、梨に含まれる栄養素とその効能についても説明します。
新鮮な梨の選び方のポイント
新鮮な梨を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
・皮:ハリがありざらつきが少ない
・軸:太くてしっかりしており、干からびていない
・形:横に膨らんでいて扁平で幅が広い
・重み:ずっしりしていて身が締まっている
・色:赤梨はうっすらと赤みがあり、青梨は黄色がかっている
梨はお尻の部分と皮の近くに甘みが集中しているので、お尻がどっしりとした見た目のものを選ぶとよいでしょう。また、しっかりしていて太い軸は栄養を吸収した証拠とされています。さらに、手で持ったときに重みを感じるものは果汁が多くジューシーな食感が楽しめます。
梨の栄養価・効能
梨は水分量が非常に多く、可食部全体の約9割を占めていることで知られています。今回は梨に含まれる栄養素のうち代表的なものを紹介します。梨に含まれる栄養は以下の通りです。
・アスパラギン酸
・ソルビトール
・プロテアーゼ
・カリウム
・食物繊維
梨には特殊な成分がいくつか含まれており、アスパラギン酸は疲労を回復させる役割があり、ソルビトールは便秘や咳止め、熱を下げる効果があります。そして、プロアテーゼはタンパク質の分解に関わる消化酵素で、肉料理に用いることで肉質を柔らかくすることができます。
また、カリウムは体内のナトリウム濃度を調節し高血圧やむくみの予防・解消に役立ち、食物繊維は腸内環境を整え血糖値の上昇を抑える効果があります。
(*梨の栄養価や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
春日爽花
野菜ソムリエ
アスパラギン酸は、実より皮の方が多く含まれています。皮を剥かずに食べることに抵抗がある方もいるかもしれませんが皮まで食べられる梨も販売されているようです。
梨の旬の食べ方・レシピのおすすめ
梨はそのまま食べるだけでなく、料理に取り入れることもできます。ここでは、定番のコンポートだけでなく、サンドイッチや煮込み料理も紹介します。
①梨のコンポート
白ワインや砂糖で煮込み、ミントを加えた風味豊かなコンポートです。コンポートのみで食べるだけでなく、アイスクリームを添えたり、角切りにしてゼラチンで固めて梨ゼリーにしたりと幅広く応用できるレシピです。
②梨と生ハムのサンドイッチ
生ハムの塩気と梨の甘みとジューシーな果汁は相性がよく、バゲットに挟むことでおしゃれなサンドイッチになります。このレシピでは梨の皮を剥かずにそのまま使うので、ざらつきが気になる方は皮がつるつるした梨を使うのがおすすめです。