宇和ゴールドとは?味・食べ方は?皮の剥き方や栄養・カロリーも紹介!
【野菜ソムリエ監修】宇和ゴールドとはどんな果物か知っていますか?みかんの仲間でしょうか?今回は、宇和ゴールドの効果・効能にくわえ、味わい・美味しい食べ方や皮の剥き方も紹介します。宇和ゴールドの〈旬・産地・名前の意味〉なども紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
③ビタミンP
宇和ゴールドの果皮と実の間にある白い部分はアルベドと呼ばれますが、この部分にはビタミンPと呼ばれるポリフェノールの一種が含まれています。ビタミンPには毛細血管の強化や血流の改善効果、LDLコレステロール値の低下効果、抗アレルギー作用、免疫力を上昇させる効果やガンを予防する効果があると言われています。
このように、ビタミンPには健康に良い様々な効果があるので、宇和ゴールドを食べるときはなるべく白い部分も食べるようにすると良いでしょう。
④オーラプテン
宇和ゴールドの果皮には、グレープフルーツの4倍ものオーラプテンが含まれます。オーラプテンは優れた発がん抑制作用が認められている成分で、これはがんをはじめ様々な病気の原因である活性酸素が体内で生成されるのを防ぐ働きがあります。ただし、果皮に多く含まれる香り成分の中に含まれるので、中の果肉にはほとんど含まれません。
⑤ヘプタメトキシフラボン
宇和ゴールドにはヘプタメトキシフラボンが温州みかんの2.5倍含まれています。オーラプテンと同じく果皮に多く含まれており、脳の神経細胞を守るタンパク質を増やす働きや脳を炎症から守る働きを持つため、認知機能の改善に作用することがわかっています。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
「オーラプテン」も「ヘプタメトキシフラボン」も主にかんきつ類の果皮に含まれている成分なのですが、研究により宇和ゴールド(河内晩柑)が他のかんきつ類に比べて特に多く含まれていることが分かり、注目を集めています。
宇和ゴールドの美味しい食べ方・皮の剥き方は?
宇和ゴールドを食べる際には美味しい食べ方や、皮の剥き方のコツはあるのでを知っておくと便利です。ここでは、宇和ゴールドの皮の剥き方や、おすすめの食べ方を詳しく紹介します。
宇和ゴールドの皮の剥き方
宇和ゴールドの皮の剥き方はみかんやグレープフルーツとは少し違い、以下の手順で皮を剥きます。
1.へたとお尻の部分を切り落とす
2.縦に4~6本ほど切り目を入れる
3.外皮と実の間に親指を差し込み皮を剥く
4.実をひと房ずつにして周りの白い部分を取る
5.房の背中側から包丁を入れる
6.切り目から反対に返して盛り付ける
この方法で剥くときれいに盛り付けられて食べやすいのでおすすめです。外皮を剥く時はへたの方から親指を差し込むようにしましょう。薄皮を剥くために包丁を使うのが面倒な場合は、ひと房ずつ薄皮を剥いて食べることもできます。
宇和ゴールドの食べ方のおすすめは?皮ごとOK?
爽やかな甘味と香りが特徴の宇和ゴールドの美味しい食べ方は以下の通りです。
・そのまま食べる
・カルパッチョにトッピングして食べる
・マーマレードジャムにして食べる
・ジュースや焼酎に絞る
・スポーツドリンクにする
宇和ゴールドの味や香りを楽しむには、そのまま食べることがおすすめです。みかんのようにひと房ずつ手で剥いて食べたり、オレンジのようにスマイルカットにすると薄皮も食べられるので栄養も無駄なく摂取できます。なお、一番簡単な食べ方はグレープフルーツのように半分にカットしてスプーンですくって食べる方法です。
外皮の爽やかな香りを活かして皮ごとマーマレードジャムにして食べると、保存も効き栄養成分もしっかり摂取できます。また、夏の暑い時期には1リットルの水に宇和ゴールド1個分の果汁を混ぜて適量の食塩を加えると、美味しくて健康的なスポーツドリンクができ上がります。
(*宇和ゴールドの品種「河内晩柑」の食べ方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
宇和ゴールドのレシピのおすすめ
ここでは、冬に旬を迎えるみかんとは違って夏が旬の宇和ゴールドの爽やかな甘みと酸味を活かしたおすすめのレシピを紹介します。