ピオーネは皮ごと食べられる?栄養豊富?むき方や食べ方・レシピも紹介!
【野菜ソムリエ監修】ピオーネは皮ごと食べれるかどうか知っていますか?今回は、ピオーネに含まれる栄養や、効果・効能に加えて、農薬の心配についても紹介します。ピオーネの皮のむき方や、皮ごとの食べ方のコツ・レシピなども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ピオーネとは?
ぶどうの種類は実にさまざまありますが、その中でもピオーネという品種はどのようなぶどうなのでしょうか。さまざまあるぶどうの種類の中からピオーネについて紹介します。
ピオーネは大粒のぶどうの一種
ピオーネは高級品種である巨峰とカノンホール・マスカットを交配させて生まれた、いわばぶどう界のサラブレッドです。両者の良いところを引き継いだその実は、巨峰よりもひとまわり大粒で甘味が強く、糖度は16度以上と柿やメロンと同じくらいとなっています。また甘味だけではなく、すっきりとした酸味があり果汁が多いぶどうです。
さらに巨峰よりも香りが強く風味がとても良く、日持ちしやすいのが特徴で、ピオーネは今では巨峰をもしのぐ人気の品種となっています。大粒で美しいその実は「黒い真珠」や「ぶどうの王様」と呼ばれることもあるようです。
(*ピオーネについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ピオーネは皮ごと食べれる?美味しい?
通常、大粒のぶどうは皮を剥いて食べるのが一般的ですが、ピオーネについてはどうなのでしょうか。次はピオーネを皮ごと食べてよいかどうかや、皮の味、農薬の懸念などについて解説します。
ピオーネの皮には苦み&渋みがある
ピオーネの皮は固めで苦みや渋みがありますが、この渋みはタンニンという成分で、品種によって渋みの程度には差があります。また、種にもタンニンが含まれるので、種ありのぶどうの方が渋みを感じやすいです。しかし、タンニン自体は食べても良い成分なので、ピオーネを皮ごと食べること自体に問題はありません。
さらに、皮と実の間にはぶどうの旨味と果汁だけでなく栄養成分もたくさん詰まっているので、健康に配慮するのであればなるべく皮ごと食べることをおすすめします。ただし、タンニンを過剰摂取すると便秘または鉄分不足などの症状を引き起こす可能性があるので、皮ごとのピオーネを常識の範囲を越えて大量に食べることはやめましょう。
ピオーネの皮に農薬の心配はない
ピオーネを皮ごと食べる場合、農薬が心配になる方もいるかもしれませんが、基本的に農薬について心配する必要はありません。通常ぶどうを育てる際に使用する農薬は、実をつける前の時点で使用されているため、実に農薬が付く可能性は低いとされています。
さらに農薬は残留期間を考慮して使用されているため、万が一農薬が実に入り込んでいたとしても、実には残留しないような時期に使用されています。また、ぶどうは基本的にひとつずつ袋掛けして育てられることからも、農薬は付きづらいと言えるでしょう。
(*ぶどうは皮ごと食べられるのかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
堀崎至代
野菜ソムリエ
収穫の3か月程前に病虫害を防ぐために袋を掛けます。その後、農薬の散布はしません。ぶどうに限らず袋掛け栽培をする果物は、低農薬のものが多いです。
ピオーネの皮の栄養価や効能は?
ピオーネの皮にはどのような栄養が含まれているのでしょうか。次はピオーネの皮の栄養成分や、その効果・効能について紹介します。