アロニア(アローニャ)とは?栄養価や効果・効能は?味わいや食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】アロニアとはどんな果物か知っていますか?ブルーベリーと違いはあるのでしょうか?今回は、アロニアの〈旬の時期・味わい〉など特徴や、栄養価やダイエット・美容などへの効果・効能なども紹介します。〈ジュース・ジャム〉など、アロニアの美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
アロニア・アルブティフォリアは、アロニアの中でも観賞用の品種です。西洋カマツカと呼ばれることもあり、実が熟すと赤くなります。見た目の可愛らしさから、花屋で見かけることが多い品種といえます。
③アロニア・プルニフォリア
アロニア・プルニフォリアは、ブラックチョークベリーとアロニア・アルブティフォリアを掛け合わせた本種で、熟した実の色は暗紫色です。アロニア・プルニフォリアはブラックチョークベリーと同様に食用に用いられます。
アロニアの栄養価や効能は?ダイエット効果あり?
アロニアには、アントシアニンを筆頭に様々な栄養素が含まれ、健康や美容に効果があることから近年では様々なメーカーが、アロニアを原料に用いたアロニア酵素などの健康食品を販売しています。ここでは、アロニアの栄養価とその効能、ダイエット効果の有無について説明します。
①アントシアニン
アロニアにはアントシアニンと呼ばれるポリフェノールの一種が含まれており、その量はブルーベリーの2倍以上です。アントシアニンは目の疲労回復を促す効果で良く知られる栄養成分ですが、抗酸化作用も持ち、美容や生活習慣病の予防にも効果を発揮します。
アロニアの中でもブラックチョークベリーにアントシアニンは豊富に含まれ、皮に多く含まれるので、皮ごと食べるのがおすすめです。ジャムやジュースにする際にも、皮ごと使うようにすると、よりアントシアニンを摂取できます。
②ポリフェノール
アロニアには、アントシアニン以外のポリフェノールも含まれており、抗酸化作用によって活性酸素の発生を抑制します。活性酸素はがんや動脈硬化などの生活習慣病の原因になるほか、老化を早める原因にもなるので、アロニアを食べることはこれらの予防にもつながります。
また近年の研究により、アロニアを含む黒いベリーには抗ウイルス作用があることも解明されつつあるそうです。
③カロテノイド
アロニアの色素成分であるカロテノイドも、ポリフェノール同様に抗酸化作用を持つため、免疫力の向上やがんの予防などの効果が期待できます。また、カロテノイドには脂肪の代謝を促す働きもあるので、ダイエットにも役立ちます。
アロニアに含まれているカロテノイドの量はトマトの1.4倍にも上ることから、効率的にカロテノイドを摂取できる食材と言えるでしょう。
④食物繊維
アロニアは果物の中でも、食物繊維が豊富なことで知られます。その含有量はバナナの6倍ともいわれ、腸内環境を整えることによる便秘の解消などの効能があります。また、腸内環境の悪化は肌荒れや肥満などにもつながるので、アロニアはこれらに悩む方にもおすすめの果物です。
ただし食べ過ぎには要注意
様々な健康的は効果があるアロニアですが、食べすぎには注意が必要です。特に妊婦の方のアントシアニンの取りすぎは、胎児の動脈管の早期収縮を引き起こす恐れがあるため、摂取量には気を付ける必要があります。
アロニアの美味しい食べ方・レシピは?
アロニアはそのまま食べると渋みを感じますが、調理することで食べやすくなります。ここでは、アロニアを美味しく食べられるメニューを3つ紹介します。