グミの実とは?味は渋い?栄養価・効能や美味しい食べ方・レシピも紹介!
【野菜ソムリエ監修】グミの実とはどんな果物か知っていますか?今回は、グミの実の〈旬の時期・味わい・栄養価・効能〉など特徴や毒性など食べる際の懸念点も紹介します。渋いグミの実の美味しい食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
グミの実は赤い色が特徴的ですが、この色素成分にはリコピンと呼ばれる栄養素が含まれています。リコピンは抗酸化作用が強い栄養素で、活性酸素による肌や血管の老化を防ぎ、美肌作りや血管障害などの生活習慣病予防に役立ちます。また、肥満を防止する効果もあるため、ダイエット中の人は積極的に摂りたい栄養素です。
④βカロテン
グミの実に含まれるβカロテンは、体内でビタミンAに変換され、喉・鼻の粘膜の健康維持に効果的な栄養素です。菌やウイルスの入口となる粘膜を強くすることで、免疫力の向上や風邪の予防に繋がるでしょう。また、肌の持つ保湿因子を増やして潤いやハリを与えることから、肌荒れが気になる時はグミの実を食べることをおすすめします。
⑤アントシアニン
グミの実の皮付近には、アントシアニンと呼ばれる、ポリフェノールが含まれています。アントシアニンは、視覚機能の改善や白内障などの眼病予防に効果があり、目の健康のためのサプリメントにも使用されることがあるようです。また、疲れ目の改善といった効能もあるため、目の健康や視力の低下が気になる人は皮ごとグミの実を食べるようにしましょう。
安部加代子
野菜ソムリエ
グミの渋みは、タンニンです。タンニンはポリフェノールの一種で、とても抗酸化作用が強いです。赤ワインや茶葉、渋柿などにも含まれる成分です。
グミの実を食べる際の注意点は?毒がある?
グミの実を食べる際に、気を付けたいポイントはあるのでしょうか。ここではグミの実の毒性や、食べるときの注意点について解説します。
グミの実に毒性はない
グミの実に毒性は含まれておらず、問題なく食べることができます。ただし、グミの実の渋み成分であるタンニンは、大量に摂りすぎると鉄分の吸収を妨げるので食べ過ぎには注意しましょう。適量を食べる分には、食物繊維やビタミンなどの豊富な栄養素を含むことから、体へのメリットの方が大きいと言えます。
グミの実が未熟な場合はかなり渋いので注意
グミの実は、熟していない状態だと渋みが強いので、完熟のものを食べるようにしましょう。美味しいグミの実を見分けるポイントは、未熟な実は緑色をしていますが、食べ頃になると濃い赤い色に変化するのが特徴です。また、ナツグミといった観賞用のグミの実は、赤い色をしていても渋みが大変強く食用には向いていません。
グミの実の美味しい食べ方・レシピは?
グミの実はそのまま食べても甘酸っぱい味わいや、独特の渋みが楽しめる果物ですが、より美味しく食べる方法はあるのでしょうか。グミの実を使った、おすすめのレシピを紹介します。
①グミの実ジャム
そのまま食べるには少々渋みが強いアキグミは、こちらのレシピを使うことをおすすめします。グミの実で作ったジャムは、パンに塗ったりヨーグルトにかけたりする定番の使い方のほか、ケーキやクッキーといったお菓子作りに活用しても良いでしょう。
②グミの実と大根の酢の物
こちらのレシピはグミの実を使った、箸休めにおすすめの一品です。グミの実の甘酸っぱさが食欲を増進させ、独特の渋みや大根の辛味が良いアクセントになっています。グミの実はデザートやおやつだけではなく、食事メニューにも活用しましょう。