七夕の食べ物といえば?そうめん以外の行事食もある?由来・意味やレシピなども紹介!
七夕の食べ物について知っていますか?そうめんの他にはどのようなものがあるのでしょうか。今回は、七夕の行事食「そうめん」の由来や意味に加えて、そうめん以外の食べ物や食べ物なども紹介します。七夕におすすめのデザートレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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七夕はどんな行事?
七夕は日本で古くから親しまれている行事のひとつですが、七夕の由来を知らない方も多いようです。七夕とはどのような行事なのでしょうか。
七夕祭りの由来
七夕祭りは日本で催されていた「棚機(たなばた)」と呼ばれる行事や、中国からもたらされた織姫と彦星の伝説「乞巧奠(きこうでん)」が組み合わさり、日本の五節句として定着したと言われています。
「棚機」とは、稲が開花する季節に豊作を願って女性が着物を織り、棚に供える際に使われた機械のことです。「七夕」の読み方は、この棚機に由来していると言われています。
織姫と彦星の伝説である「乞巧奠」は、天の川に暮らす機織りの織姫と牛使いである彦星の2人の物語です。この2人は結婚して夫婦となった後に仕事をなまけるようになり、これに腹を立てた天帝が天の川で2人を引き離します。悲しむ2人を見た天帝は、年に一度だけ七夕の夜に会うことを許可しました。これが織姫と彦星の伝説として、日本にも伝えられました。
七夕の食べ物といえば「そうめん」?
日本では、七夕にそうめんを食べる風習がありますが、なぜそうめんが七夕の行事食となったのでしょうか。七夕にそうめんを食べるようになった由来や意味について解説します。
そうめんが行事食になった由来
そうめんが七夕の行事食になったのは、中国から七夕とともに伝えられた「索餅(さくへい)」に由来していると言われています。索餅とは小麦粉を原料として作られたお菓子ですが、時代とともに現在のそうめんへと姿を変え、七夕にそうめんが食べられるようになりました。また、そうめんを天の川や織り糸に見立てて食べるといった説もあります。
七夕にそうめんを食べる意味
七夕にそうめんを食べる意味は、そうめんの起源である索餅に由来しています。中国では、七夕の日に索餅を供えて無病息災を祈る風習があります。七夕とともに索餅が日本へもたらされた際にも、この願いが伝えられました。こうして、今でも七夕にそうめんを食べると1年間病気にかからず健康で過ごせると言い伝えられています。
(*そうめんが七夕の行事食になった意味や由来について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
七夕のそうめん以外の縁起が良い食べ物は?
日本では七夕にそうめんを食べる風習がありますが、そのほかにも七夕の行事食として親しまれている食べ物があります。ここからは、七夕に食べられているそうめん以外の食べ物について解説します。
①索餅
索餅は、前述した通りそうめんの原型となった食べ物で、中華菓子に分類されます。索餅は小麦粉を使った生地をねじって揚げて作る食べ物で、かりんとうのような食感が特徴です。
七夕に索餅を食べることには、病にかからず健康で過ごせるようにといった願いが込められています。古来の中国では、天帝の子どもが七夕の日に病死した後に熱病が流行し、天帝の子どもの好きな食べ物であった索餅を供えたところ病が収まったそうです。それ以降、天帝の子どもへの供養として七夕に索餅を供えて無病息災を願うようになりました。