メロンの保存は追熟の鍵!常温・冷凍・冷蔵庫で長持ちの方法や期間の目安を紹介!
【野菜ソムリエ】メロンの正しい保存方法を知っていますか?保存の仕方は、メロンの追熟にとても大切です。今回は、メロンの〈常温〉〈冷蔵〉〈冷凍〉で長持ちさせるコツや解凍方法にくわえ、賞味期限の目安を紹介します。追熟の見極め方・特徴も紹介するので、参考にしてみてください。
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メロンの保存におけるポイントは?
メロンにはほかのフルーツと違って美味しく食べるために保存する時のコツがあります。メロンを保存する場合の大事なポイントを説明します。
池田奈央
野菜ソムリエ
果物中でも特にカリウムを豊富に含むメロン。暑くなってきた季節の水分補給や外食が続き塩分過多になった時にぜひ食べて欲しい果物です。
追熟するまで冷蔵保存しない
完熟していないメロンは固くて食べることができません。購入した後に完熟していないメロンは、食べる前に自宅で追熟と言って完熟して食べ頃の時期になるまで一定期間保存しておく必要があります。
フルーツは購入後、鮮度を保つために冷蔵庫で保存することが多いと思いますが、メロンは冷蔵庫に入れると温度が低く追熟しなくなってしまうため、冷蔵庫には入れずに常温に置いておきます。しっかり追熟させて食べ頃になったメロンを食べる直前に冷蔵庫に入れるのがおすすめです。
追熟しても丸ごと冷凍保存しない
メロンは賞味期限が短く腐りやすいフルーツです。生のメロンよりも若干味は落ちますが、冷凍保存するのがおすすめです。しかし、追熟して食べ頃になったメロンを長期間保存しておきたいからと丸ごと冷凍するのはおすすめできません。メロンは種とワタが腐りやすいため、種とワタがついた状態のままで保存すると過熟といって、熟しすぎて腐ってしまいます。
冷凍したメロンは食べるためにカットするとき完全解凍するとベチャベチャで旨味もなくなってしまいます。一度解凍したものを再冷凍することもできないため、長期間保存したいからと丸ごと冷凍はしないようにしてください。正しい冷凍方法については後で詳しく紹介します。
(*追熟とは何かについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
メロンの追熟の見極め・特徴は?
メロンが食べ頃まで追熟しているかどうか見極めるための皮・見た目・触感の変化の特徴を詳しく紹介します。
①色が黄色い
収穫直後でまだ未完熟のメロンは緑色をしています。追熟して食べ頃になってくると緑色が薄くなってきたり、黄色っぽい色に変化してきます。くすんだような色になっているのは追熟しすぎです。
皮の色だけでメロンの追熟の見極めるは難しいため、下記の特徴と合わせて食べ頃のタイミングを見極めましょう。
②ツルが枯れ始めている
ツルが付いているメロンの場合は、追熟を見極めるためにツルは取らずに大事な見極めポイントとして置いておきましょう。未完熟のメロンのツルはしっかりハリがあり鮮やかな色をしていますが、追熟してくるとツルが枯れてきます。根元はまだメロンの皮と同じ黄緑色が残っていて、ツルの部分だけしおれてきたくらいの頃がちょうど食べ頃です。
ツルが付いていないものでも、根元の部分の色にツルと同じような変化があるため、見極めることができます。
③おしりが柔らかい
未完熟のメロンの皮は全体的にとても固いです。追熟してくると、メロンのおしり部分が柔らかくなってきます。爪の色が変わる程度の力加減で押してみて、指が入るくらいへこむ程度が食べ頃です。しっかり熟したメロンが好みなら皮全体が柔らかくなるまで待ちましょう。
メロンはおしりの方に濃厚で甘い果汁が集まりやすく柔らかくなっていきます。そのため、完熟サインでもあるメロンの甘い香りもおしり部分から出てきます。全体が甘く美味しいメロンにするために、追熟中メロンの上下を時々入れ替えるように置き直すようにするとバランスよく熟します。
(*メロンの食べ頃について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)