アイゴはどんな魚?毒針に要注意?正しい下処理・捌き方や食べ方のおすすめも紹介!
アイゴはどんな魚か知っていますか?今回は、アイゴの見た目での見分け方や、〈毒針・臭み〉など釣り師から嫌われる原因にくわえ、正しい下処理・捌き方を動画で紹介します。アイゴの美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
アイゴは徳島県や和歌山県、長崎県、沖縄県などでよく食べられていますが、最もメジャーな食べ方は塩焼きです。新鮮なアイゴを塩焼きにすると、白身魚特有の旨味を味わえます。ただし、内臓は臭みが強い場合があるので取り除いてから塩焼きにすることをおすすめします。
アイゴの刺身を食べる際は丁寧な下処理が必要
新鮮なアイゴは刺身にして食べることもできますが、臭いと寄生虫を取り除くことが前提です。そのリスクを避けるために、丁寧な下処理が必要となります。刺身に限らず、アイゴを美味しく食べるための下処理の方法については、次章で詳述します。
(*アイゴの食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
アイゴの下処理・捌き方は?
アイゴの下処理を自宅で行う場合の手順は、以下の通りです。
①ゴム手袋をはめ、キッチンバサミで毒針のある鰭を切る
②流水でアイゴをしっかり洗い、体表のぬめりをとる
③アイゴの頭を胸鰭と共に包丁で切る
④アイゴの頭を切り落としたところから腹鰭まで包丁を入れて開く
⑤再び流水でアイゴを洗い、内臓の汚れと血合いを落とす
⑥背中側は尾鰭から頭に向かって、包丁で軽い切れ目を入れる
⑦包丁の刃先をアイゴの背骨にそわせるイメージで開く
⑧⑦を反転させて、お腹側も背骨にそって包丁を入れる
⑨つながったままの尾に包丁を入れ、片身を切り離す
⑩反対側も⑨と同じ手順で切り離す
⑪お腹側から背骨にそって包丁を入れて開く
⑫尾の部分を切り離す
⑬三枚におろしたら、アイゴの頭側から尾の方に向かって皮をはぐ
アイゴの皮は時間の経過と共に臭いが出ることがありますが、綺麗に取り切れなかった時は生姜を効かせた煮付けやハーブを使ったムニエルや煮込み料理にすると美味しく食べられます。
アイゴの美味しいレシピ
アイゴは塩焼き以外にも、美味しく食べる方法があります。ここでは、アイゴを美味しく食べられるメニューを5つ紹介します。
①アイゴの塩昆布和え
アイゴの刺身に塩昆布に加え、生姜や大葉、ごま油を加えて和えた一品で、臭いを感じることなく美味しく食べられます。ごま油をオリーブオイルにかえると、あっさりと仕上がります。
②アイゴのホイル焼き
白身魚であるアイゴは、ホイル焼きにしても美味しい魚です。ニンジンやえのきだけと一緒にアルミホイルで包み、塩コショウを振ってバターをのせて焼くだけと手早くつくれます。