カレースパイスの種類は?味わい・香りなど特徴を比較して一覧で紹介!
【野菜ソムリエ監修】カレースパイスにはどんな種類があるか知っていますか?今回は、カレースパイスを〈色・香り・辛味〉でタプ別に種類と特徴を一覧で紹介します。カレースパイスの最適な組み合わせや、活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
福光佳奈子
野菜ソムリエ
焼酎などのお酒に漬け込んで「クミン酒」を作っておくと便利です。クミン酒はさっと煮沸させただけで、クミンエキスがしっかりと抽出されます。またクミンの保存性も高まり、色や香りが抜けにくくなりますよ。
④コリアンダー
コリアンダーはパクチーの種を乾燥させて粉末にしたもので、柑橘系の爽やかな甘い香りが特徴です。カレーには様々な香辛料が使われますが、コリアンダーは様々な風味の調整役として働きます。クミンと同じくカレーには欠かせないカレースパイスとされています。
⑤シナモン
上品な甘い香りを持つシナモンは、アップルパイなどのお菓子の香りづけに使われることも多いですが、カレーに加えるとコクのある甘みを生み出します。シナモンは漢方薬としての役割もあり、体を温めて冷えやむくみを解消する効果もあります。
⑥クローブ
バニラのような甘い香りと刺激的な風味があり、カレーに適量を加えると味に奥行きを与えます。香りが強く入れすぎると香辛料の風味が強くなってしまうため、カレースパイスとして使う場合は少量加えるのがよいでしょう。加熱することで香りがまろやかになって刺激が和らぎます。
⑦ガーリック
日本でもお馴染みのガーリックは、独特の強い香りを持ち、食欲をそそる風味を持つ香辛料です。疲労回復や殺菌の効果もあり、世界中で古くから活用されています。カレースパイスとしてカレーに加えると独特の香りで臭みを消して食欲を刺激するだけでなく、コクのある味を生み出します。
⑧ナツメグ
ナツメグはこしょう・クローブ・シナモンとともに世界4大スパイスと呼ばれ、古くから世界で大切に使われてきた香辛料です。臭み消しの効果が高く、日本ではハンバーグを作る際のひき肉の臭み消しとしてなじみがあります。カレースパイスとしてナツメグを加えると、臭い消しの役割だけでなく、野菜の甘みを引き出し香りを高くする効果も期待できます。
(*ナツメグについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
福光佳奈子
野菜ソムリエ
上記以外の「香り」のカレースパイスとして、カルダモンやローリエもおすすめです。またカルダモン+ローリエ+シナモン+クローブ+ジンジャーの組み合わせでおいしいチャイが作れますよ。
⑨フェンネル
フェンネルは、ウイキョウという植物の若葉や種子を乾燥させて作った香辛料で、古代ギリシャ・ローマ時代から薬用や食用として使われてきました。甘い香りと爽やかな苦味があるためカレーに入れると風味がアップしますが、種子を乾燥したフェンネルシードを食べると、口内に広がったカレースパイスの味がリセットされます。
(*フェンネルについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)