グレープフルーツの賞味期限は？日持ちする保存方法や腐敗の見分け方も紹介！

腐ったグレープフルーツからは以下のような匂いがします。

・皮からカビのような臭い
・果肉から生ごみのような臭い

他の柑橘類にもいえますが、グレープフルーツも腐りはじめると皮にカビが生えることがあり、見た目が変化する前にカビ臭さを感じるようになります。また皮から匂いを感じることがなくても、剥いた後に果肉から生ごみのような臭いがすると高確率で腐っているので食べるのは控えましょう。

腐ったグレープフルーツの見た目の変化は以下の通りです。

・果皮や果肉の中心が茶色や黒色に変色している
・皮に白や緑のカビが生えている
・表面が柔らかく、汁が出ている

グレープフルーツが腐ってしまった場合、見た目の変化で判断するのが一番簡単です。皮に白カビや緑カビが生えている場合や指が沈むほど皮が柔らかく汁が出ている場合はすぐに腐っていると判断できますが、皮には問題なく剥いてみないと分からないこともあります。

皮を剥いた時、果肉の中心が茶色や黒い色に変色していると間違いなく腐っているので、食べられません。

グレープフルーツが腐った時の味は、以下の通りです。

・グレープフルーツ本来の苦味がない
・味がぼんやりしている

食品は腐ると苦味が出ることがありますが、グレープフルーツは甘味の他に元々苦味があり、苦味での判断は難しくなっています。

グレープフルーツが腐ると雑味が増え、グレープフルーツが本来の苦味が薄くなってくるといわれています。果物の味には個体差があり、元から苦味の少ないグレープフルーツもあるので味による変化は参考程度に留めておき、匂いや見た目で判断するのがおすすめです。

グレープフルーツの常温保存の手順は以下の通りです。

【常温保存の手順】
1、皮に傷がないか確認する
2、かごなど通気性のよい容器に入れる
3、直射日光を避け、暗所で保存する

皮に傷がある場合は、そこから傷みやすくなるため常温保存には向きません。また高温多湿の環境での常温保存は日持ちが短くなるため、梅雨時期や夏場は避けて暗所で保存します。日持ちは長くても1週間程度のため、冷蔵庫で冷えた果物が苦手な場合やすぐに食べる場合のみ常温保存にしましょう。

自宅でグレープフルーツを保存する場合は、以下の手順で冷蔵保存するのもおすすめです。

【冷蔵保存の手順】
1、ラップで丸ごと包む
2、ビニール袋などに入れて密封する
3、冷蔵室もしくは野菜室に保存する

室温が高くなる夏場は特に、冷蔵庫で保存した方が長持ちします。グレープフルーツは皮が厚く傷みにくいですが、冷蔵庫で長期間保存しているうちに乾燥してしまうことがあるので、乾燥しないようにラップやビニール袋で包むのがおすすめです。購入してから食べるまで1週間程度かかる場合は常温ではなく冷蔵で保存しましょう。

グレープフルーツを冷凍保存する手順は以下の通りです。

【冷凍保存の手順】
1、皮を剥いて果肉を取り出す
2、1回で食べる量ごとにラップで包む
3、保存袋などに入れ密封して冷凍庫で保存する

グレープフルーツは皮を剥いて果肉だけの状態にすることで、冷凍庫での保存もできます。しかしグレープフルーツの果肉はほとんどが水分のため、長期間冷凍すると果肉が乾燥しておいしさが失われる原因にもなります。また、解凍後のグレープフルーツは生食にはあまり向かないので、ジュースやお酒に入れて楽しむのがおすすめです。