梨が腐るとどうなる?食べれるかの見分け方は?茶色い・柔らかいなど状態別に紹介!
【たにがみ農園監修】梨が腐るとどうなるか知っていますか?今回は、梨が腐った場合の見分け方や腐ったか・食べられるか迷いやすい状態についても紹介します。梨の日持ちする保存方法・賞味期限の目安や、梨を大量消費するレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
梨も傷んでくるとカビが生えます。カットしてない梨は皮にカビが生えます。その部分だけを捨てれば、残りは食べられると思われがちですが、カビは目に見えない菌糸を伸ばしている可能性もあるため食べないようにしましょう。
⑤表面がシワシワしてる
皮がシワシワになっているのは、果肉から水分が抜け出て干からびてしまった状態です。シワシワになっているのは腐敗ではありませんが、貯蔵されたもの以外では果肉がスカスカでパサパサになっており、まずくなってしまっている事が多いいので食べない方がいいです。
⑥梨の真ん中・芯が黒い
梨の腐敗している特徴の一つに、梨の芯とその周りが黒くなることがあります。この状態のものは果肉も茶色や黒に変色し、腐敗がかなり進んでおり、果肉や果皮が溶けている場合もあります。
ただしこの症状で腐敗でない場合、原因として考えられるのが芯腐れ病です。芯腐れ病は芯が黒くなる梨の病気ですが、梨を切って中を見るまでわかりません。芯腐れ病が原因で黒くなった梨は、味が変わっていますので食べないほうが良いですが、そのほかの部分は食べても問題はありません。
もし気になる方は破棄しましょう。他にもシンクイムシに食われてしまった梨も芯のあたりが黒くなります。この被害にあった梨の部分を取りの除けば食べられますが、気になる方は破棄しましょう。
梨が腐ったか食べられるか迷う状態は?
梨の傷みによる変化は感じつつも、カビや表面がシワシワになっているなどの状態ではなく、食べられるのか食べられないのか迷うような状態のものもあります。傷みかけていても、どのくらいの状態なら食べられるかどうか、判断するポイントについて説明します。
①透明な状態
梨の果肉が透明になっているのは甘くなっている部分で「うるみ」といいます。腐ってはいませんが完全に熟しているため、腐るギリギリ手前の美味しい状態です。腐る前に早めに食べるようにしましょう。
②少し柔らかい
梨の果肉が柔らかくなるのは、水分が抜けて傷みかけている状態です。少し柔らかい程度ならまだ食べることができますが、傷みがどんどん進んでいくと、梨の皮がシワシワになって他にも腐った時の特徴が見られ始めます。そうなると腐敗しているので、もう食べることはできません。
③カット後に茶色に変色している
梨をカットした後に果肉が茶色に変色することがあります。これは梨の中に含まれるポリフェノールが酸素に触れることで酸化し、茶色に変色します。これはリンゴやバナナが茶色くなるのと同じ原理です。ポリフェノールは食べても問題ないので、変色部分だけ取り除けば食べることができます。
(*梨の変色について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)