「みりん」と「料理酒」の違いは?代用できる?使い分け方も紹介!
「みりん」と「料理酒」にどんな違いがあるか知っていますか?今回は、「みりん」と「料理酒」の〈原料・風味〉など特徴を比較して、違いや相互に代用できるのかも紹介します。「みりん」と「料理酒」の使い分け方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
「みりん」と「料理酒」って違いあるの?
みりんと料理酒はどちらも煮物や炒め物など様々なところで活躍する調味料ですが、その違いはどのようなところにあるのでしょうか。原料や使い方、料理をする際の役割などについて、それぞれ比較して詳しく説明していきます。
「みりん」とは?
みりんはどのようなものから作られているのでしょうか。みりんの原料と種類、料理に入れることでの役割を詳しく説明していきます。
みりんの原料と種類
みりんには以下のような種類があり、それぞれ使われている原料が違います。
・本みりん
・みりん風調味料
・みりんタイプ調味料
本みりんの原料となっているのは米麹・もち米・焼酎で、アルコール度数が13%程度あります。一方みりん風調味料は、アルコール度数1%未満で水あめやブドウ糖、食塩を加えて作られています。ほか、みりんタイプ調味料はみりんとみりん風調味料の中間のようなもので、本みりんより低いアルコール度数で本みりんに似た味わいを再現したものです。
(※みりんの原料と種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
みりんの効果・役割
みりんは調理において以下のようなな効果や役割を持ちます。
・甘みを出す
・照りを付ける
・煮崩れを防ぐ
・魚の臭みを取る
・コクと旨味を出す
・調理時間の短縮
みりんに含まれる糖の働きで、甘みだけでなく照りやコクを出すことができます。また、分子の細かいアルコールが含まれているため魚の臭みを取る効果を持つほか、食材に素早く浸透するため調理時間が短くても味が染み込みます。そのため、野菜の煮物や魚の煮付けなどに使用されることが多いです。
(*みりんの効果・役割について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
「料理酒」とは?
みりんについて説明してきましたが、一方の料理酒とはどのような調味料なのでしょうか。ここでは料理酒と普通の日本酒との違いのほか、料理に使う際の効果・役割について詳しく説明します。
料理酒は塩分を含む日本酒
料理酒は、料理に適した旨味やコクを出すために塩分や調味料を加えた日本酒です。日本酒ではあるものの、その塩分濃度はは海水と同じくらいであるため、飲料には向きません。
料理酒は日本酒に塩分を加えたものであるため、日本酒を料理酒の代用にすることもでき、同じようにコクや旨味を出すことができます。ただし同じ酒類でも、焼酎はクセが強くアルコール度数も高いため代用には不向きです。