みりんの効能とは?料理や美容・健康への効果や使い方のポイントを紹介!
【管理栄養士監修】みりんの効果・効能を知っていますか?煮物や照り焼きなど、みりんを使う料理は多いですよね。今回は、みりんの料理や美容・健康への効果効能を紹介します。みりんと料理酒・日本酒との使い分けや使い方のポイントも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
みりんの効果効能は?美容・健康に良い?
みりんは、やさしい甘味とコクを出すため料理に欠かせない調味料です。基本の調味料としてよく使われますが、みりんは健康に良いのでしょうか?ここではみりんによる健康面だけでなく、美容面で期待出来る効果にも注目していきます。
①代謝を上げる
みりんには、代謝ビタミンとも呼ばれるビタミンB1やB6が含まれています。ビタミンB1には糖質をエネルギーに変える働きがありますし、ビタミンB6にはたんぱく質の代謝を上げる効果があります。(※1、2)
②血糖値が上がりにくい
みりんはGI値が15しかなく、低GIに分類される食品です。GI値とは食後血糖値の上がりやすさを示すもので、値が低いほど食後の血糖値は上がりにくくなります。血糖値を下げるために分泌されるインスリンが急増すると脂肪が蓄えられやすくなるので、ダイエット中は血糖値を意識しておく事も重要です。(※3、4)
③貧血・白髪の予防
みりんには、ビタミンB群や銅も含まれています。銅は鉄分の吸収を促すので貧血予防の効果が期待できますし、ビタミンB群は髪を作るたんぱく質の代謝を促進するので、白髪予防にも有効です。普段みりんを使用しない方も、貧血・白髪対策として料理に使用してみてはどうでしょうか。(※5)
④美肌効果
ビタミンは総じて美肌に欠かせない成分といわれますが、その中でもビタミンB群は肌を作るたんぱく質の代謝を促してくれる重要な栄養素です。また、みりんに含まれるアミノ酸にもアンチエイジングの効果があると言われています。(※6)
みりんの料理への効果・効能は?
みりんは家庭料理でよく使われる調味料ですが、使うことで料理にどのような効果があるか知らない人も多いかもしれません。ここまではみりんの効果について紹介しましたが、ここからは食材や料理に対してみりんがどのような効果・効能があるのかを紹介します。
①臭みをとる
みりんはアルコール成分が含まれるので、食材に浸透しやすいのが特徴です。肉や魚に染み込ませた後に煮込んだり加熱をすると、アルコールが蒸発するときに生臭さも一緒に蒸発するので臭みを取ることができます。
②煮崩れを防止する
みりんに含まれるアルコールや糖分には筋繊維を引き締める効果があり、煮崩れだけでなく食材から旨みが流れ出てしまうのを防ぐこともできます。長時間煮込んでも食材が煮崩れしにくいので、特に肉じゃがなどの煮込み料理で効果を発揮してくれるでしょう。
③照り・ツヤをだす
みりんに含まれる糖分は、煮詰める事でタレに含まれる水分が減少して、食材に絡み照りを作ります。みりんは少量入でも砂糖よりきれいに照りが出るので、見た目にこだわりたい方にもおすすめです。