みりんの効能とは?料理や美容・健康への効果や使い方のポイントを紹介!
【管理栄養士監修】みりんの効果・効能を知っていますか?煮物や照り焼きなど、みりんを使う料理は多いですよね。今回は、みりんの料理や美容・健康への効果効能を紹介します。みりんと料理酒・日本酒との使い分けや使い方のポイントも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
④味をしみこませる
みりんに含まれているアルコールは食材にすばやく浸透し、一緒に含まれているアミノ酸や糖分などの成分ををしっかり染み込ませやすくする働きがあります。煮物調理などで味がなかなか染み込まないといった方は、みりんを活用してみてはいかがでしょうか。
⑤コクをだす
みりんには、もち米から抽出される甘味以外にもアミノ酸などのさまざまな成分が入っています。みりんの甘味は強すぎないので料理全体の味を上手にまとめてくれますし、料理にコクを与える効果も期待出来るでしょう。
⑥甘味を足す
みりんの甘味は砂糖とは違い、ブドウ糖やオリゴ糖などのさまざまな糖が使われているためとても複雑です。みりんの甘みは砂糖のように強いものではないので、繊細な甘味を足したいときに使うと期待通りの味付けに出来るでしょう。(※7)
住吉彩
管理栄養士
みりんは1つで何役もの効果・効能があります。お味噌汁を作った時にも、少しみりんを加えてあげることで、よりコクのあるお味噌汁を作ることができるので試してみてください。
みりんと料理酒・日本酒の使い分け方は?
アルコールが使われた調味料はみりん以外に料理酒や日本酒が上げられますが、これらの違いや使い分けは意外と知れらていません。ここでは、3種類の調味料の使い分けについて紹介します。
みりん
・煮込み料理に使用する
・上品な甘味がほしい時に使用する
料理酒
・下処理の段階で食材の生臭さを消す
・下処理の段階で食材を柔らかくする
日本酒
・塩味を足さずに料理にコクを足す
・シンプルな料理に香りを足す
みりんは煮魚などの煮込み料理に使うことで料理の味をまとめるだけでなく、食材の煮崩れ防止にもなります。また、料理酒は日本酒に塩やその他の添加物を加えたもので、コクを出したい時や下処理の段階で使うことが多い様です。日本酒は料理酒とは違い塩が使われておらず、アルコールの強い香りが特徴なので香りづけに使用されることが多いです。
住吉彩
管理栄養士
みりんの中でも、本みりんとみりん風調味料の2種類があります。オススメは本みりんと書かれているもので、原材料が「餅米、米麹、焼酎」のものです。みりん風調味料の方が酒税がない分価格も抑えられていますが、その代わりブドウ糖や香料を使っているのでなるべくシンプルな原材料のものを選ぶことで、より健康や美容にもいい調味料を選ぶことが出来ます。
(*みりんと料理酒の違いや代用できるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
みりんの使い方・ポイントは?
これまでみりんのさまざまな効果を紹介しましたが、各料理に合わせた使い方を知ることで、みりんの特性を活かすことができます。今回は、みりんが使われる代表的な4つの料理に合わせて、使い方やポイントを説明します。
①煮物の場合
煮物の野菜や肉の場合、塩味の方が浸透しやすいので、砂糖やみりんで先に甘味をつけておきましょう。砂糖だけでなくみりんを使うことで、みりんに含まれるアルコールがすばやく食材に浸透して味付けしやすくなります。また、仕上げの段階で醤油を入れることで、上品な味付けになります。
②煮魚の場合
短時間で仕上げたい煮魚の場合は、魚の煮崩れ防止のためにも調味料は先に混ぜ合わせておきましょう。煮魚の場合、みりんに含まれるアルコールが魚の生臭さを消す効果があるだけでなく、魚の煮崩れを防ぐ効果も期待出来る様です。