ピンクソルトの使い方と効能は?味・成分など特徴や体に悪いと言われる理由も紹介!
【管理栄養士監修】ピンクソルト(ヒマラヤ岩塩)を知っていますか?今回は、ピンクソルトの味わい・成分など特徴や、使い方別の効果・効能を紹介します。岩塩のピンクソルトが体に悪いと言われる理由や、活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- ピンクソルト(ヒマラヤ岩塩)とは?
- ピンクソルトはヒマラヤ岩塩の1種
- ピンクソルトの味わい・成分など特徴は?
- ピンクソルトはミネラル成分が豊富
- ピンクソルトの味わい
- ピンクソルトの使い方と効果・効能は?
- ①料理の味付け
- ②バスソルトとして使う
- ③飲水に入れる
- ピンクソルトは体に悪いとも言われる?理由は?
- 精製塩と比べて味がまろやかで過剰摂取につながりやすい
- ピンクソルトの活用レシピ
- ①ダールとほうれん草のインドカレー
- ②さつまいもの塩カラメル
- ③ピンク岩塩の塩パン
- ピンクソルトのおすすめ商品
- ①ヒマラヤ岩塩ピンク細粒タイプ1kgミル付き(1,980円)
- ②奇跡の岩塩ピンクパウダー1kg(1,000円)
- ③天然紅色岩塩 ヒマラヤピンクソルト300g(991円)
- ピンクソルトを使ってみよう!
バスソルトとは、花やエッセンシャルオイルなどで香りづけされたお風呂に入れる塩のことです。入浴の他にボディマッサージや足湯などの使い道があり、抗酸化作用や発汗作用などの美容・健康効果が期待できます。ピンクソルト入りのバスソルトをお湯に入れて浸かれば、体内に蓄積された老廃物などを排出するデトックス作用を高めることができます。
③飲水に入れる
毎日、ピンクソルトを溶かした水やお湯を1杯飲むだけで、体のデトックス作用を高めてくれます。腸内に届いたミネラルが身体のpHバランスを整えてくれるので美容と健康効果も期待できるのです。
また、ピンクソルトは鼻炎や喘息の症状改善にも効果が見込まれています。鼻づまりや鼻炎のときにはお湯にピンクソルトを溶かしたもので鼻うがいすると解消されるのでおすすめです。
なお、水道水に含まれているカルキはたんぱく質を破壊する作用があります。長い期間、水道水でシャワーを浴びることによって髪や皮膚に悪影響を及ぼすともされていますが、カルキはピンクソルトの還元作用により中和されると言われています、ピンクソルトを入れることによって、水道水のカルキを除く効果が期待できるようです。
ピンクソルトは体に悪いとも言われる?理由は?
ピンクソルトには、身体によい効果や効能があると前述しましたが、一方で体に悪いと言われることもあるようです。ここでは、ピンクソルトが体に悪いとされる理由について解説します。
精製塩と比べて味がまろやかで過剰摂取につながりやすい
ピンクソルトは精製塩と比べて味がまろやかなので、過剰摂取につながりやすいことがデメリットの一つです。塩分の過剰摂取には以下のようなリスクがあります。
・高血圧
・心不全
・肝硬変
・腎臓病
・心臓病
・脳卒中
ピンクソルトの成分の大半は塩化ナトリウムですが、ミネラルが豊富な分、精製塩の味に慣れている場合は物足りなく感じることもあるようです。ピンクソルトを使った料理の味が薄いからと多く加えたり、食べる回数を増やしたりするのは健康には逆効果です。
塩分の過剰摂取は腎機能の低下や高血圧を引き起こし、最悪の場合は心不全や脳卒中に陥る危険があります。ナトリウムは、多量に摂取しなければ正常な成長には不可欠なミネラル成分ですが、摂り過ぎは健康を害しやすくなるのでピンクソルトの使用量にも注意しましょう。
笹野美緒
管理栄養士
ピンクソルトに限ったことではありませんが、調味料は料理に混ぜ込むよりも最後にかけたり表面につけたりするほうが使用量を控えても味を感じやすくなりますので、塩分の過剰摂取を避けるためにも実践してみてくださいね。
ピンクソルトの活用レシピ
岩塩のピンクソルトは肉や魚、野菜料理や温かいご飯に振りかけて使うだけでうまみが増して、いつもとは違った風味豊かな味わいを楽しむことができます。ここでは、岩塩の活用レシピを3つ紹介します。
①ダールとほうれん草のインドカレー
岩塩やインドの香辛料を使った、本格的なインドカレーです。手間はかかりますが、調理工程は煮る・炒めるの繰り返しなので難しくありません。ほうれん草はピューレではなく粗みじんにして食感を残すのがポイントです。
②さつまいもの塩カラメル
カラメルとさつまいものホクホクとした食感が美味しいスイーツです。さつまいもをしっかりアク抜きをして、揚げるのではなく炒めます。ポイントはアクセントになる塩に、ピンクソルトのようなうまみのある岩塩を使うことです。