カレーは冷蔵庫で何日まで？一週間日持ちする？鍋ごとの危険性や温め直し方も解説！

カレーは常温では夏場は5時間、冬でも12時間が限度です。常温保存できる時間はかなり短いと感じるかもしれませんが、冷蔵庫に入れても夏冬に関係なく2日～3日程度で、他の料理や食材とそこまで変わらないことがわかります。カレーは寝かせた方が美味しいと言われていますが、一週間などの非常に長い期間の保存は危険と言えます。

カレーは作った後、鍋でそのままにしておくことが多く、つい冷蔵庫へ入れ忘れたりすることが多いかもしれません。しかし、冬でも一晩おいてしまった場合は食中毒予防のためにも食べないほうが良いでしょう。

カレーを冷蔵庫で正しく保存するには、どのようにすればよいでしょうか。鍋のまま入れた方が簡単で手間もかかりませんが、ポイントを抑えて正しく保存することで食中毒を防げます。

カレーは鍋ごと保存した場合、冷蔵庫に入れて完全に冷めたようでも中は温かいままの状態が長時間続いています。鍋ではなく、保存容器に移し替えて小分けにしましょう。そうすることで冷めやすくなりますし、また、酸素が触れる面が多くなることからも、ウェルシュ菌の繁殖を抑えられます。

温めたカレーを冷ますためにはそのまま放置するのではなく、しっかりとかき混ぜて空気を触れさせながら粗熱を取っていきましょう。手早く冷ましたい場合は大きなボウルに保冷剤や氷を入れ、その中にカレーが入った鍋を入れながらかき混ぜるのもおすすめです。カレーは夏場の場合、常温で5時間程度しか保存できませんから早めに冷ますように心がけてください。

冷蔵庫でカレーを保存する場合は、容器に入れて密閉した上で保存します。温かいまま入れると冷蔵庫の温度が上がり、その他の食材も傷みやすくなってしまいます。カレーを冷蔵庫に入れるタイミングは、カレーの温度が20度以下になってからがおすすめです。容器で小分けにした場合は冷めるのも早いため、移し替えてから冷やすのも良い方法です。

(＊カレーの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

カレーを鍋で保存してはいけないのは紹介しましたが、容器に移し替えたカレーをレンジで加熱して温めなおしても良いでしょうか。ここではカレーを冷蔵保存した時の温めなおす方法について説明します。

冷蔵保存したカレーを温めなおす時、レンジではなく必ず鍋に入れて温めなおすようにしてください。レンジでカレーを加熱すると、場所によって加熱温度のばらつきが出てしまい、ウェルシュ菌などの雑菌が繁殖しやすくなり食中毒の原因になります。鍋に入れて温めなおすのは面倒に感じるかもしれませんが、食中毒を防ぐためなのでしっかり加熱しましょう。