青山椒(藤椒)とは?花椒と違いは?味・香り・効能や使い分け方など紹介!
青山椒(青花椒)とは何か知っていますか?和山椒も青山椒と呼ばれることがあり、勘違いを起こしやすいです。今回は、青山椒の〈味わい・香り・使い方〉など特徴を、花椒と違いを比較して紹介します。青山椒の効能や使い分け・レシピに加え、通販商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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青山椒(青花椒)とは?
中華料理には青花椒とも呼ばれる青山椒がスパイスとしてよく使われていますが、青山椒とはどのようなものなのでしょうか。ここでは、青山椒の正体や味・香りの特徴のほか、効能について解説します。
青山椒は中華山椒の1種
青山椒とは、籐椒(タンジャオ)の別名をもつ中華山椒の1種です。日本山椒の未熟な実を青山椒と呼ぶこともありますが、これは中華山椒の青山椒とは別物です。うなぎのかば焼きなどの和食によく使われる山椒は和山椒、中華料理のスパイスとして活用されるのが青山椒として区別されています。
青山椒の味わい・香りの特徴
青山椒の味や香りの特徴は、以下の通りです。
・マイルドな辛味
・爽やかな香り
青山椒は辛味がマイルドで口にした時の痺れも弱く、嫌味のない上品な味わいのため、高級山椒などとも呼ばれています。香りは柑橘類のように爽やかで清涼感があり、食べると爽快な香りが鼻から抜けていくのが特徴で、目が覚めるような香りと例えられることもあります。
青山椒の効能
青山椒などの山椒には、以下のような効能があります。
・消化不良の改善
・食欲の増進作用
・新陳代謝を高める
・鎮痛作用
・デトックス作用
山椒には辛味成分のサンショオールや香り成分であるシロトネラールをはじめ、カリウムやビタミンAなどが含まれています。サンショオールは内臓機能を活発化させて消化不良を改善するほか、食欲の増進や新陳代謝を高める作用があり、冷え性の改善にも役立ちます。
また、山椒に含まれるシトロネラールは、鎮痛作用や免疫力を高める作用をもつ成分です。カリウムはむくみを解消することでデトックス作用を発揮し、ビタミンAは皮膚や目を健康に保つ働きがあります。
花椒(ホアジャオ)とは?青山椒と違いは?
ホアジャオといった読み方をする花椒は、どのようなスパイスなのでしょうか。ここでは、花椒の味や香りの特徴を、青山椒と比較しながら紹介します。
花椒は成熟した青山椒(青花椒)
花椒は、青花椒とも呼ばれる青山椒が成熟したもののことです。花椒は中国山椒や四川山椒、赤花椒などの別名ももち、日本ではかしょうと呼びます。青山椒が未熟な実の果皮を原料とするのに対して、花椒は熟して赤く色付いた実を乾燥させて作られます。なお、赤く熟した和山椒は赤山椒と呼ばれ、花椒と混同されやすいですが両者は別物です。
花椒の味わい・香りの特徴
花椒の味わいや香りには、以下のような特徴があります。
・強い辛味
・爽やかな香り
花椒の最大の特徴は青山椒にはない舌が痺れるような強い辛味で、ベルガモットなどの柑橘類のような爽快な香りも併せ持っています。ホールタイプの花椒を蒸し物や煮物などの料理に挽いて料理に使うと、痺れ感とともに爽やかな香りが存分に楽しめるでしょう。
(*花椒について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)