洋食の定義とは?イタリアン・フレンチは含む?和洋食についても紹介!
洋食をとは何か知っていますか?イタリアン・フレンチ・西洋料理などと違いはあるのでしょうか?今回は、洋食の意味・定義や特徴のほか、<ハンバーグ・カレーライス>など和洋食の例を歴史・発祥とともに紹介します。洋食と和食の違いについても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 洋食の意味・定義とは?西洋料理・フレンチなどと違いは?
- 「洋食」の意味・定義は「日本で独自にアレンジされた西洋料理」
- 「西洋料理」はイタリアン・フレンチ料理などを意味し「洋食」とは別物
- ただし洋食は広義では西洋料理を含む場合がある
- 日本の料理で洋食・和食の区別がしにくい「和洋食」の例は?
- ①ハンバーグ
- ②カレーライス
- ③グラタン
- ④オムライス
- ⑤コロッケ
- ⑥ステーキ
- ⑦エビフライ
- ⑧ナポリタン
- ⑨ハヤシライス
- ⑩ビーフシチュー
- ⑪ローストビーフ
- 洋食と和食の特徴の違いは?
- ①栄養バランスは和食の方が優れている
- ②洋食はカロリー・動物性油脂の量が多い
- ③ただし和食はカルシウムの量が少なく塩分量が多い
- 洋食とは日本で独自に進化した西洋料理
日本でのグラタンは、ホワイトソースに肉や魚介、マカロニを加えてオーブンで焼き上げた料理です。しかし実際には、グラタンとはフランス料理の調理法のオーブンで表面を焦がすように仕上げるという意味で使われています。グラタンとは西洋料理では料理名ではなく調理法のため、日本のグラタンはグラタンという調理法で仕上がる料理の一種ということになります。
(*グラタンについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
④オムライス
オムライスはケチャップライスやバターライスを卵で包む料理で、子供にもとても人気のある洋食メニューです。当時は卵と米を混ぜて焼き上げた、まかない料理だったとも言われており、明治時代の文献にも載っています。発祥には諸説あり1つに絞ることが難しいほどですが、東京銀座の煉瓦亭と大阪心斎橋の北極星が有名です。
⑤コロッケ
コロッケの元となるものはフランス料理のクロケットで、今の日本のクリームコロッケに近い食べ物のことを指しています。日本でコロッケが定着したのは1887年頃で、安価なジャガイモと切り落とし肉を使って美味しく食べることが出来るということで関東大震災後に普及したと言われています。
コロッケの定義は、茹でたジャガイモをつぶして小判型にして衣をつけて揚げたものですが、今ではカニクリーム、コーンクリームなどその種類も増えました。
⑥ステーキ
欧米諸国の食べ物として知られているステーキも、今では日本では洋食として親しまれていますが、牛肉を食べるようになったのは明治時代に入ってからです。特に普及したのは終戦後で、様々な欧米文化と共に親しまれ、当時はステーキはごちそうというイメージがありました。
今では、家庭だけでなく、ファミリーレストランで誰でも手軽に食べることが出来る洋食となっています。
⑦エビフライ
エビに衣をつけて揚げて作るエビフライは、明治医大や大正時代の文献にも載っている人気の洋食です。和洋食として家庭に普及したのは戦後1962年に加ト吉水産が冷凍食品の赤エビフライを販売してからで、お弁当のおかずとしても人気となります。
⑧ナポリタン
ナポリタンは玉ねぎ・ピーマン・ウインナーと茹でたスパゲティをケチャップで味付けする料理です。戦後、横浜にあるホテルニューグランドで誕生したと言われており、洋食と言えばナポリタンというほど日本人に親しまれています。
⑨ハヤシライス
今では手軽に作ることが出来るハヤシライスは、デミグラスソースと赤ワインで牛肉・玉ねぎ・マッシュルームを煮込んだものです。日本で明治時代に誕生した和洋食で、西洋料理のハッシュドビーフウィズライスが訛ってハヤシライスになったと言われています。
その起源には諸説あり、まだ牛肉が浸透してなかったため早死にするという意味でハヤシライス、人名からの名付け、注文してすぐ仕上がるから早しライスなど説は様々です。
(*ハヤシライスについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)