りんごの赤い斑点・中身が赤い原因は病気?腐ってる?食べれるか見分け方を紹介!
りんごの表面に赤い斑点ができたり、中身が赤いのは食べられるのでしょうか?腐っているか心配ですね。今回は、赤い斑点がある・中身が赤い&茶色のりんごは食べれるのか、原因とともに紹介します。りんごが腐ってる場合の特徴や赤い斑点・中が赤いりんごでも美味しく食べれるレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- りんごの表面に赤い斑点が…食べられる?病気?腐ってる?
- りんごの赤い斑点の正体は「ビターピット」で腐っているわけではない
- りんごに赤い斑点があっても食べられるが味は落ちている
- りんごの中身が赤い・茶色っぽい原因は?食べられる?
- ①りんごの蜜の酸化による変色
- ②ツル割れした部分の酸化による変色
- ③元から中身が赤い・ピンク色の品種の可能性もある
- りんごの中身が赤く変色しないようにするためには?
- りんごの鮮度を保つ方法・ポイント
- 中身・表面が赤いりんごで腐っている場合の特徴も知っておこう
- 中身・表面が赤いりんごでも美味しく食べられるレシピも紹介!
- りんごのジャム
- アップルパイ
- りんごのケーキ
- りんごの表面の赤い斑点や中身が赤い場合でも腐っているわけではない
りんごの表面に赤い斑点が…食べられる?病気?腐ってる?
今は1年を通して食べられているりんごですが、表面に赤い斑点があるのを見かけることがあります。見た目も悪く食べられるのかどうかや、腐っていたり病気になっていたりしないのか心配です。ここでは、りんごの表面の赤い斑点の正体と食べることができるのかについて解説します。
りんごの赤い斑点の正体は「ビターピット」で腐っているわけではない
りんごの赤い斑点は「ビターピット」と呼ばれ果実の生理障害のひとつで、腐っているわけではありません。ビターピットが発生する原因は、以下の通りです。
・土壌中に窒素などの肥料分が多い
・若い樹など樹勢が強いことによる果実のカルシウム不足
・6~7月に雨が少なく8~9月に雨が多い・夏季の高温に影響する
対策としては樹勢を落ち着かせる、カルシウム剤の散布などがあります。また、貯蔵中に発生することもあります。この障害は品種によって差があり、王林・陸奥・北斗などの品種に多く発生するようです。
りんごに赤い斑点があっても食べられるが味は落ちている
ビターピットのあるりんごは腐っているわけではありませんが、苦みがあり味は落ちている場合があります。ビターピットの名前の由来は、この苦みからきています。なるべく変色した部分を取り除いて食べるのがおすすめです。
りんごの中身が赤い・茶色っぽい原因は?食べられる?
りんごを切ってみたら、中身が赤や茶色っぽく変色していることがあります。ここでは、中身が赤いまたは茶色のりんごは食べられるのかどうかを、原因とともに紹介します。
①りんごの蜜の酸化による変色
りんごを切ったとき、種の周り(芯)の蜜が茶色く変色している状態を密褐変と言います。りんごの蜜は貯蔵中に少しずつ果肉に吸収されて、見えなくなっていきます。しかし、蜜が多すぎると果肉に吸収しきれず茶色く残ってしまうことがあるのです。
また、りんごを長期保存した場合にも中身が茶色く変色することがあります。これは内部褐変と呼ばれています。どちらも茶色い部分を取り除けば食べることはできますが、食感も悪くあまり美味しくありません。
②ツル割れした部分の酸化による変色
りんごにはツル元に亀裂が入りキズができる、ツル割れという生理障害があります。それによってツル元が酸化して変色してしまいます。ツル割れの発生する要因はさまざまありますが、夏場の降水量が多いと果実が急成長して発生が多くなるようです。
しかし、ツル割れのりんごはキズを治そうとして栄養分をたくさん吸収するため、蜜も多く甘くなります。ただし、ツル割れのないりんごに比べ日持ちしないため、なるべく早いうちに食べましょう。
(*中身が茶色く変色したりんごについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③元から中身が赤い・ピンク色の品種の可能性もある
りんごには品種によっては、中身が元から赤やピンクのものがあります。
・なかの真紅
・炎舞(えんぶ)
・ムーンルージュ
・冬彩華(とうさいか)
この他にも中身が赤やピンクの品種のりんごは多数存在しています。希少品種のものもあるので、気になるりんごはお取り寄せなどでぜひ購入してみてください。
(*りんごの種類や品種について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)