ドライイーストの代用品は?ホームベーカリーのパン作りに最適な物は?
ドライイーストがないときに代用できるものを知っていますか?今回は、〈ベーキングパウダー・天然酵母〉など、ホームベーカリーにも使えるドライイーストの代用品を、使用した人の口コミとともに紹介します。ドライイーストの代用品を使ったレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ドライイーストがないときは?代用できる?
ドライイーストは、パン作りには欠かすことのできない食材です。しかし、パンを焼く頻度が少ない家庭では、ドライイーストを必要な時に切らしてしまうことも多いかもしれません。ここからは、ドライイーストがない時に、他のもので代用できるかどうかを解説します。
ドライイーストとは?なぜホームベーカリーに必要?
ホームベーカリーなどで焼くパンのレシピには、大抵ドライイーストを使うよう指示が書かれています。ドライイーストの分量は他の材料に比べると少量ですが、一体どのような役割があるのでしょうか。
ドライイーストは酵母菌を乾燥させた粉
イーストは日本語に訳すと「酵母」の意味を持つ言葉です。イーストには大きく分けて「生イースト」と「ドライイースト」の2種類があり、そのうちのドライイーストはイースト菌(酵母菌)を乾燥させて粉状にしています。
生イーストでパンを作る場合は「予備発酵」と呼ばれる過程が必要な上に、形状が固形なので使いづらいのが難点です。一方のドライイーストは、粉状なので材料に直接混ぜやすく、予備発酵の必要がありません。
また、生イーストは消費期限が2週間程度と短いですが、ドライイーストは水分を含まないため1年以上日持ちする商品もあります。
(*生イーストについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
ドライイーストのイースト菌がパンを膨らます
パンは小麦粉や砂糖・塩・バター・水が基本の材料ですが、ドライイーストに含まれるイースト菌は、このうちの小麦粉や砂糖に含まれる糖質を発酵させる働きを持っています。この糖質が発酵する過程で二酸化炭素が発生し、パン生地の中に多数の気泡が生じることが、パンが膨らむ理由です。
なお、イースト菌の発酵の過程では二酸化炭素だけでなくアルコールも発生し、パン独特の風味や焼き色を生み出すことに役立っています。このように、ドライイーストに含まれるイースト菌は、パンの食感や味・色を良くするうえで重要な役割を担っています。
(*ドライイーストについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ドライイーストの代用品は?
パンを作ろうと思った時にドライイーストが手元に無いと、作るのを諦めてしまう場合もあるかもしれません。しかし、実はドライイーストは別の食材で代用することも可能です。ここでは、ドライイーストの代用品をいくつか紹介します。
①天然酵母
ドライイーストが売り切れている場合などには、代わりに天然酵母を使用するのもおすすめです。天然酵母とドライイーストは、どちらも「酵母菌」であることに変わりはありません。
天然酵母は果物や穀物などに付着している酵母菌を採取して発酵させて作っており、複数の種類の酵母菌以外にも乳酸菌などの微生物が混ざっています。一方のドライイーストは発酵力が強い単一の種類の酵母菌のみで作られているのが特徴です。
そのため、天然酵母を使用したパンには酵母の原料の独特の香りがあり、天然酵母の種類によっては味に酸味などが生じる場合もあります。また、食感も、ドライイーストを使用したパンに比べてしっとりとした食感になるでしょう。
由実
(30代)
コロナ禍の影響でドライイーストが手に入らなくなってしまったため、このところ天然酵母を作ったパン作りに凝ってます。天然酵母はイーストより手間がかかるけど、イーストより美味しくて、旦那にも大好評!