桃の保存方法や日持ち期間は?冷蔵庫はNG?夏場でも美味しさ長持ちな秘密を紹介!
【中込農園監修】桃の正しい保存方法を知っていますか?今回は、桃を〈常温・冷蔵・冷凍〉で保存する方法や日持ち期間のほか、解凍方法も紹介します。〈コンポート・シロップ漬け〉など保存食にする方法や、桃の賞味期限が切れた時の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- 桃の正しい保存方法は?
- 常温保存が基本
- 日持ちを優先するなら冷蔵庫で保存する
- 長期保存は冷凍がおすすめ
- 桃を常温保存する方法・日持ち期間は?
- ①固い桃を常温保存する場合
- 食べ頃になった時の見分け方
- ②柔らかい桃を常温保存する場合
- 桃を冷蔵庫で保存する方法・日持ち期間は?
- 冷蔵での保存方法
- 保存期間
- 桃をアルミホイルで包めば長持ちするのは本当?
- 桃を冷凍保存する方法・日持ち期間は?
- 冷凍での保存方法
- 保存期間
- 解凍方法は自然解凍で問題ない
- 桃を加工して保存する方法は?
- ①桃のコンポートにする場合
- ②桃のシロップ漬けにする場合
- 桃の賞味期限が切れた時の見分け方は?
- 賞味期限が切れた桃の特徴
- 桃をカットした後の変色は腐っているわけではない
- 桃を正しく保存して日持ちさせよう
購入時は固い桃であっても、室温で保存することで徐々に柔らかくなって食べ頃になります。桃が食べ頃になったかどうかは、以下の点から判断できます。
・軽く触れたときに、柔らかさを感じる
・皮が透き通る
桃は水分が多いため、時間が経つにつれて風味や食感が損なわれやすいです。食べ頃の桃は早めに食べるようにしましょう。
(*桃の食べ頃の見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②柔らかい桃を常温保存する場合
すでに柔らかい桃は、そのまま放置すると傷んでしまう可能性があります。柔らかい桃を保存する場合は、以下の点に注意しましょう。
・新聞紙などで優しく包む
・風通しのよい冷暗所で保管する
冷えた桃を食べたい場合は、食べるまでは常温で保存し、食べる前に氷水をたっぷりいれてキンキンに冷やしたタライに桃を30分間いれて冷やすのが一番美味しい食べ方です。一度熟してしまった桃は3日程度で傷み始めてしまうので、柔らかい桃は早めに食べるようにしましょう。
桃を冷蔵庫で保存する方法・日持ち期間は?
桃を冷蔵で保存したい場合には、品質を劣化させないよう正しい方法を理解しておくことが大切です。ここでは、冷蔵庫での具体的な保存方法や保存期間のほか、桃の保存に関する噂の真偽などについて解説します。
冷蔵での保存方法
冷蔵庫で保存する場合は、以下の点に注意する必要があります。
・冷気が直接当たらないようにする
・新聞紙・ポリエチレンの袋・ラップに包む
・冷蔵庫の野菜室で保存する
新聞紙などに包むことは、冷気が直接当たるのを防ぐだけでなく、桃を乾燥から守る効果もあります。ただし、包む際に手で強く押してしまうとその部分から傷んでしまう可能性があるので、丁寧に取り扱いましょう。
保存期間
桃を冷蔵庫で保存した場合、桃の状態にもよりますが、日持ち期間は柔らかい品種の場合4〜5日、硬い桃の場合10日程度です。ただし、桃は冷やしすぎると甘みが落ちてしまうので、美味しいうちに味わうためにもできるだけ早めに食べるのがおすすめです。
桃をアルミホイルで包めば長持ちするのは本当?
桃をアルミホイルで包めば長持ちするといった噂を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、この噂に科学的な根拠はないようです。
多くの桃を一か所で保存していると、他の桃からエチレンと呼ばれる追熟を促進するホルモンが分泌されるため、桃同士が互いに追熟を早めあいます。この状況でアルミホイルで桃を包むと、他の桃のエチレンの影響を受けなくなることで日持ちにつながる可能性はあるでしょう。
ただし、他の桃のエチレンの影響は受けづらくても、包んだ桃自体からもエチレンは分泌されています。つまり、アルミホイルの中のエチレン濃度が高まって逆に追熟が早まる可能性もあるので、アルミホイルで包んでも日持ちするとは言い切れません。
桃を冷凍保存する方法・日持ち期間は?
桃は冷凍保存することで、鮮度・甘味は落ちてしまいますが、長期保存することができます。ここでは、2種類の保存方法と保存期間、解凍方法について説明します。