桃の保存方法や日持ち期間は?冷蔵庫はNG?夏場でも美味しさ長持ちな秘密を紹介!
【中込農園監修】桃の正しい保存方法を知っていますか?今回は、桃を〈常温・冷蔵・冷凍〉で保存する方法や日持ち期間のほか、解凍方法も紹介します。〈コンポート・シロップ漬け〉など保存食にする方法や、桃の賞味期限が切れた時の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 桃の正しい保存方法は?
- 常温保存が基本
- 日持ちを優先するなら冷蔵庫で保存する
- 長期保存は冷凍がおすすめ
- 桃を常温保存する方法・日持ち期間は?
- ①固い桃を常温保存する場合
- 食べ頃になった時の見分け方
- ②柔らかい桃を常温保存する場合
- 桃を冷蔵庫で保存する方法・日持ち期間は?
- 冷蔵での保存方法
- 保存期間
- 桃をアルミホイルで包めば長持ちするのは本当?
- 桃を冷凍保存する方法・日持ち期間は?
- 冷凍での保存方法
- 保存期間
- 解凍方法は自然解凍で問題ない
- 桃を加工して保存する方法は?
- ①桃のコンポートにする場合
- ②桃のシロップ漬けにする場合
- 桃の賞味期限が切れた時の見分け方は?
- 賞味期限が切れた桃の特徴
- 桃をカットした後の変色は腐っているわけではない
- 桃を正しく保存して日持ちさせよう
桃の正しい保存方法は?
店頭では常温で置かれていることが多い桃ですが、冷蔵庫で冷やしてから食べるのが好きな方も多いのではないでしょうか。今回は、桃の正しい保存方法について紹介します。
常温保存が基本
桃は冷気と乾燥に弱い性質を持ち、さらに冷やしすぎると甘みが落ちてしまうため、常温での保存が基本です。特に夏場は、室内で常温保存する際もエアコンや扇風機からの風が当たり過ぎないように注意する必要があります。
日持ちを優先するなら冷蔵庫で保存する
桃の日持ちを優先する場合は冷蔵保存をしましょう。ただ、冷蔵庫で冷やしすぎると、桃は甘みを損ない、乾燥した庫内では桃の水分が失われるため、常温保存に比べて、品質が劣ってしまいます。
そのため、できる限り常温で保存して食べるのがおすすめです。
長期保存は冷凍がおすすめ
頂き物やお取り寄せなどで手元に大量の桃がある場合、食べ切れずに困ってしまう場合もあるでしょう。そのような場合には、長期保存ができる冷凍保存がおすすめです。正しく冷凍保存すれば、生の状態とは変わってしまいますが、数ヶ月は日持ちします。
(*桃の賞味期限について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
桃を常温保存する方法・日持ち期間は?
購入したばかりの桃は、固いものや柔らかいものなど、それぞれ状態が異なります。ここでは、桃を常温保存する場合、どのくらい日持ちするのかを固い桃・柔らかい桃の2種類に分けて説明します。
①固い桃を常温保存する場合
固い桃を保存するときのポイントは、以下の通りです。
・新聞紙などで包む
・風通しの良い場所で常温保存する
・冷気と乾燥を避ける
・追熟して柔らかくなったら食べる(※柔らかくなる品種に限る)
固い桃は、柔らかくなる品種であれば、室温で保存すると1~2日を目安に柔らかくなり食べ頃に近づいていきます。風通しが良い場所に保存するのが原則ですが、冷気に当たる場所や乾燥している場所は保存に向かないので、保存場所には注意してください。
また、桃の中にはおどろきや川中島白桃などの完熟しても果肉が固いままの品種もありますが、これらは固い食感を楽しむ品種なので柔らかくなるまで待つ必要はありません。6〜7月頃の品種は柔らかくなりやすく、8月頃の品種は柔らかくなりにくいので、目安として覚えておきましょう。
中込農園
桃は、日持ちの観点から、農家の方達が地肌が青い状態で収穫した後、翌日に地域の農協に出荷されます。そして、翌日、農協=>東京・大阪の大手市場=>全国各地のスーパー・百貨店へと届けられます。しかし、届けられた桃が即日全て販売されるはずはなく、在庫の桃は店の大型冷蔵庫で保存されつつ販売されます。
上記のような過程を経て、日数が経過し、未熟な桃が柔らかくなって消費者の手元に届くわけです。子供の頃から柔らかい桃しか食べていないと、半ば「桃は柔らかい状態で食べる果物」という固定観念をもってしまいがちで、「硬い桃」には抵抗のある方達が多いです。
「硬いけれども甘い桃」にはお店ではなかなか出会う事は出来ませんが、産地に来て、硬い桃、硬いけれども甘い桃を食べたお客様達はその虜になって行く方達が多いので、食べてみてはいかがでしょうか。
(*桃が硬い原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)