いちごの保存方法・期間は?冷凍・冷蔵・常温で長持ちさせるコツを紹介!
【管理栄養士監修】いちごの正しい保存方法を知っていますか?今回は、いちごの〈常温〉〈冷凍〉〈冷蔵〉の温度別の保存方法や保存食への加工の仕方を紹介します。いちごが傷んだ場合の対処法や保存せず食べるべき場合についても知っておくと無駄にせずにすみますよ。
目次
いちごの冷蔵での保存方法・期間
常温保存の要領で温度変化のない冷蔵庫に入れるのが普通ですが、もっと良い方法があるようです。
保存方法の手順
アルミホイルを使うと鮮度保持が良いようですから試してみましょう。
①アルミホイルをいちごを並べる2~3倍の長さに切り、容器の中に広げる。
②いちごをパックから取り出し、水分をふきつつアルミホイルを敷いた容器にヘタを下に向けて並べる
③残りのアルミホイルで包み冷蔵庫の上段へ
アルミホイルは気体や菌を遮断する効果が高いそうです。本来なら一つ一つアルミホイルで包んだ方が保存性は良いのですがちょっと面倒ですよね。面倒でない人はぜひ試してみてください。そして冷蔵庫の上段にいれる理由は、いちごの最適温度は3℃から5℃ですが冷蔵庫の野菜室は6℃あるので冷蔵庫の上段かチルド室が適切になります。
ただしこの温度のまま食べると、人間の方が甘みを感じにくいそうなので、少し室温に馴染ませてから食べた方が美味しく感じますよ。
保存期間
常温保存のやり方で冷蔵庫に入れた場合夏場で3日、冬場で5日くらいですが、アルミホイルを使った方法だと10日前後は美味しく食べられます。
管理栄養士トントン
管理栄養士
アルミホイルの保存法は効果的ですが、過信はせず5日以内には食べるようにしましょう。また、冷蔵庫から出してすぐ食べると、温度が5度付近なので、わずかに甘さを感じにくいです。イチゴの甘さを感じやすいのは10度前後からなので、冷蔵庫から出したら、少しだけ置いてから食べると、より美味しくいただけます。
いちごの冷凍での保存方法・期間
冷凍するとどのくらい持つのか、解凍するとどうなるのか気になりますね。
保存方法の手順
そのまま凍らせても良いのですが、ひと手間加えることで美味しく冷凍できます。
①サッと水洗いしてからヘタをとり、水分をふき取る
②砂糖をまぶす(1パックに対して大さじ1.5杯)
③冷凍保存容器に入れて冷凍庫へ
砂糖をまぶすのは、冷凍するといちごの甘みが薄くなるので、それを補うのと、砂糖が周りにつくことで、いちご同士がくっつくのを防ぐためです。使うときに取り出しやすくなります。
保存期間
冷凍すると普通の冷凍庫で2か月くらい大型の専用冷凍庫などなら12ヵ月は持ちます。ゼリーやジャムに加工する予定なら12か月と思って大丈夫です。新鮮なうちに冷凍すると栄養分も損失が少ないそうです。
管理栄養士トントン
管理栄養士
イチゴの美味しい時期に冷凍しておくことで、夏場に美味しくいただくこともできます。シャーベットも美味しいですが、僕のお気に入りは牛乳と一緒にミキサーで混ぜてつくるイチゴミルク。少しずつ使うこともできるので、食べ過ぎも防げます。地域にもやりますが、冬〜春のイチゴ狩りシーズンの参考になれば幸いです。
解凍の仕方
冷凍した果物を解凍すると、どうしても水っぽくなります。加工品に使うなら問題ありませんがいちごらしさを少しでも味わいたい場合は、半解凍で食べることをお勧めします。デザートのトッピングにも利用できます。
また、いちごが凍ったまま牛乳やヨーグルト、豆乳と一緒にミキサーにかけると冷たいスムージーになるので、低カロリーな夏のデザートになります。
(*いちごの冷凍保存や解凍方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)