すもも(プラム)の食べ方は?冷凍・塩漬けが美味しい?皮・種の下処理法も紹介!
【野菜ソムリエ監修】すももの美味しい食べ方を知っていますか?すももといえば甘酸っぱく、夏になるとよく見かける果物ですが、今回は、〈完熟・青い〉すももの美味しい食べ方や〈皮・種〉の下処理の仕方を紹介します。すもものおいしい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
すももが青い・すっぱい場合の食べ方は?
完熟前のまだ青いすももや、1つ食べてはみたけど、まだすっぱい場合はどうすればいいのでしょうか。ここでは、青さや酸味が残るすももの食べ方や、食べ頃の見分け方を紹介します。
すももを冷蔵庫で追熟させる
採れたてのまだ青いすももは、3~7日常温でおいて酸味抜きをして完熟状態にします。それでもまだ酸っぱい場合は、冷蔵庫の野菜室で2~3日追熟させるとより甘くなります。ただし、すももは傷みやすくもあるので、様子を見ながら熟してきたら食べるようにしましょう。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
中には追熟させてもまだ酸っぱいものもあります。酸味の強いすももは、砂糖で煮込んで甘いジャムやコンポートにするとよいでしょう。
すももの食べ頃の見分け方
お店で選ぶ際は、まず皮に色むらや傷がないかを見ます。すももを手に取れる状態であれば、表面がしっかりと張って弾力のあるものがおすすめです。食べ頃のすももは甘い香りがしてくるので、香りを確かめてみるのもいいでしょう。自宅で保存するときにも甘い香りは食べ頃の目安になります。
すももの皮・種の下処理の仕方は?
すももの皮や種は、どのように処理したらいいのでしょうか。基本的には桃と同じ要領ですが、桃といえば真ん中に大きな種があるので、少し面倒なイメージもあります。
①すももの皮の剥き方
熟し具合などによって変わってきますが、基本的な方法を紹介します。
【皮の剥き方】
①種を取る
②食べたい大きさにくし形にカットする
③包丁を添わせて皮をむく
他に、リンゴのように先にくるくると皮を剥いても大丈夫です。また、完熟であれば包丁を使わずに手でも剥けます。
②すももの種の取り方
桃に比べて実が小さいので一見細かい作業に感じますが、一つずつ紹介します。
【種の取り方】
①実の中心に包丁を入れ、種に沿って一周させる
②実を両手で持ち、手を反対に回して2つに分ける
③手で種を取る
種は、すももの種類や熟し具合によっては手で簡単に取れない事もあります。種が取りにくい場合は、包丁の先を種に沿わせてくり抜く方法もあります。その際、手を切らないように気を付けましょう。
すももは皮ごと食べることもできる
実は、すももは皮ごと食べる事もできます。しかも、皮には健康や美容に役立つ栄養素が多く含まれているので、皮付きのまま食べることで以下の栄養素を摂取できます。
①ビタミンE
②アントシアニン
③カリウム
④食物繊維
ビタミンEやアントシアニンには強い抗酸化作用があり、体を酸化させる活性酸素を除去します。この働きによって体が老化するのを防いだり、美肌効果なども期待できるため、美容や健康維持には必要不可欠な栄養素です。カリウムには細胞を正常に保ったり、血圧を下げる効果があります。
食物繊維には便秘の解消や、最近では糖尿病や肥満などの生活習慣病の予防にも役立つことが分かっています。
(*すももの栄養について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)