ローズマリーの使い方や食べ方は?料理・掃除への効果的な活用法や人気レシピを紹介!
ローズマリーの使い方や食べ方について知っていますか?今回は、ローズマリーの効果・効能や料理への使い方に加えて、料理レシピのおすすめも紹介します。ローズマリーの料理以外への使い方や、保存方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- ローズマリーとは?
- ローズマリーは地中海沿岸地方原産のハーブ
- ローズマリーの効果・効能
- ローズマリーの乾燥・生での使い分け方
- ローズマリーの料理での使い方・食べ方は?
- ①肉の臭み取りに使う
- ②魚の臭み取りに使う
- ③料理の風味づけに使う
- ④パンやお菓子に使う
- ⑤油や酢に入れて使う
- ⑥ハーブティーにする
- ローズマリーを使った料理レシピのおすすめ
- ①ローズマリー香るチキンソテー
- ②ローストポーク
- ③ローストビーフ
- ④マッシュルームのローズマリーアヒージョ
- ⑤ラム肉の赤ワイン煮込み
- ⑥ローズマリーとオリーブのフォカッチャ
- ローズマリーの料理以外の使い道は?
- ①掃除に使う
- ②入浴剤として使う
- ③美容アイテムとして使う
- ローズマリーの保存方法・期間は?
- 生ローズマリーの保存方法・期間
- 乾燥ローズマリーの保存方法・期間
- ローズマリーをうまく使ってみよう
ローズマリーとは?

ローズマリーは料理だけでなく、その健康への効果や効能から薬としても古来より使われている植物です。ここでは、ローズマリーとは何かについて、効果や効能を含めて詳述します。
ローズマリーは地中海沿岸地方原産のハーブ
ローズマリーは地中海沿岸地方が原産のハーブで、清涼感のあるスッキリとした香りが強いことで知られています。その独特の香りが好まれ、料理やアロマとして使われていますが、生のローズマリーは葉の緑と小さな青い花のコントラストが美しく部屋に飾るのもおすすめです。
(*ローズマリーの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ローズマリーの効果・効能
ローズマリーにある効果や効能としては、以下のものがあります。
・頭をスッキリさせる
・集中力を高める
・やる気を向上させる
・肌荒れを改善する
・肌を引き締める
・肌を潤わせる
・虫よけ
・花粉症を緩和する
ローズマリー特有の香りが目覚めを促すので、睡眠不足や考え過ぎで頭が疲れている時などにはその匂いをかぐのがおすすめです。ローズマリーが使われている料理を食べることでも、同様の効果や効能が期待できます。また、美肌にも役立つ植物なので、化粧品の成分として使われていることもあるようです。
(*ローズマリーの効果効能について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
ローズマリーの乾燥・生での使い分け方
市販されているローズマリーには、乾燥したものと生のものがありますが、香りの強さが違うので使い分け方を覚えておくと便利です。香りが控えめの乾燥させたローズマリーは料理の下処理に、香りが強い生のものは料理のトッピングやお茶に加えるのがおすすめです。
ローズマリーの料理での使い方・食べ方は?

ローズマリーは料理に用いられることがありますが、これは料理に役立つ様々な効果や効能があるためです。ここでは、ローズマリーの料理への使い方を具体的に6つ紹介します。
①肉の臭み取りに使う
鶏肉や豚肉、牛肉には独特の臭いがありますが、下処理にローズマリーを使うことで臭み取りになります。下処理に用いる場合は、油に乾燥させたローズマリーを入れたものを肉にまぶしてつけると良いでしょう。手軽に肉の臭いを消したい時には、ローズマリーと一緒に焼いたり煮たりするだけでも十分に臭いが少なくなります。
②魚の臭み取りに使う
ローズマリーの使い方としては、魚の臭いを消すことに用いるのもおすすめです。魚の臭いを消す方法は肉と同じで、下処理の段階でローズマリーを使うのが基本となっています。また、油にローズマリーを漬け込んでつくるローズマリーオイルで魚を焼き、臭いを消しても良いでしょう。
ほか、肉同様に料理の際にローズマリーを乗せて焼いたり、一緒に煮たりしても臭み取りに役立ちます。
③料理の風味づけに使う
ローズマリーはじゃがいも料理などの素材がシンプルなものに加えて、風味づけする使い方もおすすめです。鶏肉も淡泊な味わいなのでローズマリーと相性が良く、ローズマリーと組み合わせることで、前述した通り臭みを消しながら風味をつけることができます。
④パンやお菓子に使う
ローズマリーをパンやお菓子の生地に練り込むのも使い方の一つで、イタリアのパンであるフォカッチャなどにはよくローズマリーが使われています。ローズマリーを多めに使いたい時には乾燥したものを、見栄えをよくしたいなら生のものを大きめのサイズで使うとよいでしょう。
⑤油や酢に入れて使う
生のローズマリーは、オリーブオイルやビネガーに漬けて使うのもおすすめの使い方です。油や酢にローズマリーの香りが移るので、調理の際に使えば風味づけが簡単にできます。また、ローズマリーを漬けておいた酢を炭酸水で割って飲むのも美味しいです。
⑥ハーブティーにする
生のローズマリーは、ティーポットに入れて熱湯を入れ、3~5分置いておくだけでハーブティーになります。前述した通りローズマリーは目を覚ましたい時やリフレッシュしたい時に役立つので、眠い時や煮詰まっている時に飲めば気分転換になるでしょう。また、紅茶にローズマリーを加えても美味しいのでおすすめです。
ローズマリーを使った料理レシピのおすすめ
ローズマリーは様々な料理に使うことができ、その風味を増してくれます。ここでは、自宅でも作りやすいローズマリーを使った料理を6つ紹介します。
①ローズマリー香るチキンソテー
ローズマリーを使うと、シンプルなチキンソテーも本格的な味になります。このレシピでは生のローズマリーとチキンを袋に入れて20分ほど置き、香りづけしています。皮をカリカリに焼くと、より美味しく食べられるでしょう。
②ローストポーク
豚の肩ロースのブロック肉を、ローズマリーやバジル、セージなどで香りづけしたメニューです。このレシピではお肉を常温で30分以上置き、オーブンで焼きあげた後もそのまま30分以上置いておくことで、味と香りをしみ込ませています。
③ローストビーフ
下味をつけた牛肉を、生のローズマリーを入れて香りづけしたオリーブオイルで焼き、肉汁を利用してソースも作るレシピです。肉からもソースからもローズマリーが香り、食欲をそそる一品となっています。
④マッシュルームのローズマリーアヒージョ
オリーブオイルとニンニクだけでなく、ローズマリーを加えることで、香り高く仕上げたメニューです。このレシピではマッシュルームをくりぬいたうえでチーズを詰めてからオイルに入れるので、食べ応えのある仕上がりとなっています。
⑤ラム肉の赤ワイン煮込み
独特の匂いがあるラム肉も、ローズマリーやタイム、クローブなどのハーブと一緒に煮込むことで食べやすく仕上がります。このレシピではラム肉をあらかじめ玉ねぎやセロリ・ハーブを使ったマリネ液に漬け込んでおくことで臭みを消しています。
⑥ローズマリーとオリーブのフォカッチャ
ローズマリーの香りをそのまま楽しめる、フォカッチャのレシピです。このレシピでは強力粉と薄力粉を合わせていますが、中力粉を使ってつくっても問題ありません。仕上げにかける岩塩とオリーブオイルは多めにするのがおすすめです。
ローズマリーの料理以外の使い道は?

ローズマリーは料理以外にも様々な用途があるので、それを知っておくと料理で使えなくなったローズマリーを無駄なく活用できます。ここでは、ローズマリーの料理以外の使い道を3つ紹介します。
①掃除に使う
ローズマリーには抗菌作用や殺菌作用があるので、掃除に活用するのもおすすめです。拭き掃除をする際に、ローズマリーが含まれた水をスプレーして拭きあげると、抗菌効果によって清潔に保てるだけでなく虫よけ作用も期待できます。
また、ローズマリーには消臭効果もあるので、枝を束ねたものをキッチンやリビングに吊るすのもおすすめです。お茶のパックに乾燥したローズマリーを入れて、臭いが気になりがちな靴の中や下駄箱に入れて使う方法もあります。
②入浴剤として使う
ローズマリーを家庭で栽培している場合には、小さな枝ごとをお茶のパックなどに入れて湯船に浮かべ、入浴剤代わりにする使い方もあります。生でも乾燥でも作れるので、スッキリと目覚めたい時の朝風呂に入れるのがおすすめです。
また、ローズマリーを鍋で煮詰めて抽出液を作り、それを湯船に加える方法もあります。ただし、ローズマリーの抽出液を長時間湯船に入れておくと、バスタブに色がつくことがあるので注意しましょう。
③美容アイテムとして使う
近年はローズマリーの抗菌効果や抗酸化作用が着目され、クリームやバスソルト、シャンプー、コンディショナーなどの美容アイテムとしても活用されています。肌荒れの改善や保湿などの美容効果だけでなく、リフレッシュもできる点が魅力です。
ローズマリーの保存方法・期間は?

ローズマリーは生か乾燥なのかで保存方法が変わり、正しい保存方法を覚えておくと日持ちする期間を延ばすことが可能です。ここでは生と乾燥それぞれのローズマリーの保存方法と、日持ちする期間を紹介します。
生ローズマリーの保存方法・期間
生のローズマリーの保存方法と日持ちする期間は、以下の通りです。
・グラスで保存/数日
・冷蔵保存/1週間
・オイル漬けで保存/1ヶ月
・冷凍保存/1ヶ月
切ってしまった生のローズマリーの保存方法は上記のようにいくつもあり、日持ちする期間にも違いがあります。切った後も水を入れたグラスに入れて保存すれば数日持ちますが、すぐに使わないのであればオイル漬けや冷凍などの長持ちする保存方法を選びましょう。
乾燥ローズマリーの保存方法・期間
ローズマリーは乾燥させると、保存期間を1ヶ月まで延ばすことができます。乾燥させる方法は、以下の通りです。
・自然乾燥/直射日光が当たらない風通しのよい場所に、2週間から数ヶ月吊るす
・オーブン乾燥/生のローズマリーを洗って自然乾燥させ、低温設定したオーブンで加熱する
オーブンで乾燥する場合は15分加熱したら一度開けて、数分間置くことで湿気を逃がすようにすると乾燥時間を短縮できます。この方法であれば、1時間以内に乾燥させることが可能です。
(*ローズマリーの保存方法や乾燥ローズマリーの作り方について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
ローズマリーをうまく使ってみよう
今回は、ローズマリーの効果・効能や料理への使い方に加えて、料理レシピのおすすめも紹介しました。ローズマリーは料理だけでなく生活の中で活用することもできる、活用範囲が広いハーブです。様々な健康や美容に良い効果もあるので、ローズマリーをうまく活用してみましょう。