バレンシアオレンジの特徴は?名前の由来や食べ方は?栄養や旬・産地なども紹介!
【野菜ソムリエ監修】バレンシアオレンジの特徴について知っていますか?今回は、「バレンシアオレンジ」の名前の由来や、ネーブルオレンジとの<旬・味・見た目>の違いに加えて、栄養や新鮮な選び方も紹介します。バレンシアオレンジの切り方や、食べ方・活用レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- バレンシアオレンジとは?
- 「バレンシアオレンジ」の名前の由来
- バレンシアオレンジの旬の時期・産地
- バレンシアオレンジの味わい・香りの特徴
- バレンシアオレンジとネーブルオレンジの違いは?
- ①旬の時期・産地の違い
- ②味わいの違い
- ③見た目の違い
- バレンシアオレンジの栄養は?効果・効能は?
- ①ビタミンC
- ②カリウム
- ③食物繊維
- バレンシアオレンジの選び方や保存方法は?
- 新鮮なバレンシアオレンジの選び方
- バレンシアオレンジの保存方法
- バレンシアオレンジの切り方は?
- バレンシアの切り方はくし切りがおすすめ
- そのまま食べられるカルチェ
- 見た目がきれいなフルーツカップ
- バレンシアオレンジの食べ方・活用レシピのおすすめ
- ①バレンシアオレンジの簡単ゼリー
- ②バレンシアオレンジの果実酒
- ③バレンシアオレンジのマーマレードジャム
- バレンシアオレンジを食べてみよう
③見た目の違い
バレンシアオレンジとネーブルオレンジの見た目の違いは、ヘタの反対側の果頂部と呼ばれる場所にあります。バレンシアオレンジはここに茶色の点がありますが、ネーブルオレンジはおへそのような出っ張りが見られることが特徴です。このことが由来し、ネーブルオレンジの名前には、おへそを意味する英語のnavelが付けられています。
(*ネーブルオレンジについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
バレンシアオレンジの栄養は?効果・効能は?
バレンシアオレンジに含まれる栄養素は、どういった効果や効能があるのでしょうか。バレンシアオレンジを食べることで得られる、健康上のメリットを紹介します。
①ビタミンC
バレンシアオレンジに含まれるビタミンCは抗酸化作用を持ち、老化やがんなどの生活習慣病の原因となる、体内の活性酸素を取り除く効能があります。また、免疫力を上げることから風邪の予防にも効果を発揮するでしょう。バレンシアオレンジを1個食べると、成人男性の1日の摂取目標量の4割のビタミンCを摂ることが可能です。
②カリウム
バレンシアオレンジが含むカリウムは、むくみや高血圧の予防に効果的なミネラルです。むくみや高血圧の原因として塩分の摂りすぎが挙げられますが、カリウムは塩分中のナトリウムと結びつき、体外に排出させる効能があります。塩辛い味付けが好きな人や、血圧やむくみの気になる人は、バレンシアオレンジを積極的に食べると良いでしょう。
③食物繊維
バレンシアオレンジの薄皮部分には、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には整腸作用があり、便秘の解消や大腸がん予防に効果的です。また、血糖値や悪玉コレステロールの上昇も抑える効果があるため、ダイエットや生活習慣病予防にも効能を発揮します。
バレンシアオレンジの選び方や保存方法は?
甘味が強くジューシーなバレンシアオレンジは、見た目にどのような特徴があるのでしょうか。美味しいバレンシアオレンジを選ぶポイントや、保存方法を解説します。
新鮮なバレンシアオレンジの選び方
新鮮なバレンシアオレンジの特徴は、下記の通りです。
・皮に張りがある
・持った時にずっしりと重い
・表面が滑らかで外皮にある油胞が小さい
新鮮なバレンシアオレンジほど水分量が多く、皮の張りや手に持った時の重さで見きわめることが出来ます。外皮の油胞(ゆほう)とは表面に見られるオレンジ色の粒のことで、こちらが小さくキメが細かいものほど中の果実が熟しているとされているため、選ぶ時の参考にしてください。
バレンシアオレンジの保存方法
バレンシアオレンジを美味しく保存する方法は、乾燥を防いで水分量を保つため、新聞紙などで包んでからポリ袋に入れて保存しましょう。梅雨や夏場の食品が傷みやすい時期は、野菜室での保存がおすすめですが、秋から春にかけては常温保存も可能です。
こちらの保存期間の目安は1週間程度ですが、食べきれない場合は冷凍で保存すると2週間ほど日持ちを伸ばすことが出来ます。冷凍保存する場合は1房ごとに分けて薄皮を剥き、1食分ずつラップで包んでから、密封袋などに入れて冷凍してください。完全に解凍させると水っぽくなるので、半解凍状態で食べるとシャーベットのような食感を楽しめます。