柑橘系フルーツの種類15選!旬の時期・産地など特徴を分類別に紹介!
【野菜ソムリエ監修】柑橘系にはどんな種類のフルーツがあるか知っていますか?今回は、柑橘系のフルーツを〈みかん類・オレンジ類・グレープフルーツ類〉など分類別に比較して紹介します。美味しい柑橘系フルーツの見分け方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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柑橘系の果物って何種類あるの?
ビタミンCがたっぷりで、甘酸っぱい柑橘系の果物はみかんやレモン、グレープフルーツなど年間を通して何かしらは食べることができます。その種類は一体どのくらいあるのでしょうか。また、柑橘系の果物はどんな特徴があるのかについて、紹介します。
柑橘系の果物の数は160種類以上ある
柑橘とはみかんやタチバナのミカン科の果物の総称で、カンキツ属、キンカン属、カラタチ属の3つに分類され、さらに細かく10種に分けられています。その種類の総数は、なんと160種類以上もあります。
柑橘系果物の特徴
柑橘系の果物の主な特徴は下記の通りです。
・甘味と酸味のバランスが良い
・冬は甘味を増す
・芳香成分の「D-リモネン」を多く含み、爽やかなシトラス系の香りがする
・若いうちは黄緑で、熟すと黄色や橙色になる
・果肉が柔らかく水分量が多い
・果肉が10個ほどのじょうのうに入って分かれている
・同じものでも産地や季節が変わると名前が変わる
・抗酸化作用の高いビタミンCやヘスペリジンを含む
稀に、上記の特徴に当てはまらない柑橘類もあります。柑橘系の果物は種類が多いので、5つのグループに分けて紹介します。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
柑橘系果物に多く含まれる「ヘスペリジン」は、ストレスを軽減し、リラックスや集中力を向上させる効果があると言われています。
柑橘系フルーツの種類|みかん類
みかん類には日本の食卓によくのぼる、温州みかんや紀州みかんといったいわゆる日本でおなじみのみかんや、薄皮みかんといわれるポンカンやタチバナなどが含まれます。
温州みかん
・旬の時期:9月〜1月
・産地:和歌山、愛媛、静岡、熊本、長崎、佐賀
温州(うんしゅう)みかんは中国から伝わったみかんで、中国の地名が名前に付いています。温州みかんには愛媛みかんや三ケ日みかん、有田みかんなど産地名が付いたものや、ハウスみかんなどがあります。種類によって旬の時期は異なり、9月頃~1月以降です。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
温州みかんは一般にみかんと呼ばれている日本の代表的柑橘系フルーツのひとつです。収穫時期によって、極早生(ごくわせ)・早生(わせ)・中手(なかて)・晩生(おくて)の種類に分かれています。
紀州みかん
・旬の時期:10月〜12月
・産地:鹿児島、熊本、和歌山
直径が5センチほどの小さいみかんで、酸味が強く、種のある品種です。700年前に中国から伝わり、長い間熊本で栽培されていました。かつてはみかんと言えば紀州みかんのことをいいましたが、酸っぱくて種があるため敬遠され、温州みかんを食べる人が増えました。