桃の皮・種にカビが生えた…。食べられる?腐った時の見分け方も紹介!
【清野ファーム監修】桃にカビが生えて食べられるか迷っていませんか?そこで今回は、桃に生えるカビの種類と見分け方や、カビた桃は食べられるのか否かも紹介します。桃が腐って食べられない状態や、カビ防止の保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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桃が核割れを起こしていても、空洞や果肉にカビが生えていなければ食べることができます。しかし、通常の桃に比べると果肉に養分が届きにくいため甘みが少なく、若干水っぽさを感じ人もいるようです。このような桃は、そのまま食べるよりもジャムやジュース・スイーツ作りなどに活用すると良いでしょう。
核割れの桃の見分け方
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核割れした桃は間引きのために摘果されますが、見分けられなかったものが出荷されることもあります。核割れした桃は、枝がついていた部分の穴が大きく空いているものや、上の画像のように楕円形に変形していることが特徴です。お店で桃を購入するときは、全体的に丸みがありふっくらとした形のものを選んでください。
清野慶明
清野ファーム
このような楕円の形の桃は核割れの確率が大きく、味が落ちることが多いです。注意してご購入ください。
桃がカビて・腐って食べられない状態とは?
出典: @miyanoe057
桃がカビたり、腐ったりしていると下記のような状態になります。
・異臭がする
・柔らかすぎる
・果汁が出てくる
・表面や種の部分にカビが生えている
・変色し皮がシワシワになっている
・茶色や黒く変色した部分が広範囲に広がっている
桃が腐ると匂いや見た目がこのように変化するので、異臭や見た目に違和感を感じたり、手で持った時に異変があったら食べずに廃棄しましょう。桃の表面に黒カビが見られる場合、カビの胞子は条件が揃うと繁殖し風や人によって運ばれ、他の食品だけではなく家具などに発生する可能性もあるので注意が必要です。
桃がカビ防止の保存方法は?
桃は贈答品としても人気があり、旬を迎える夏の時期には大量に手に入ることもあるでしょう。ここでは、桃を長期間楽しむための、カビを防止する保存方法を詳しく紹介します。
桃は傷みやすいので日持ちさせたい場合は冷蔵・冷凍で保存する
傷みやすく日持ちがしない桃は、すぐに食べない場合は冷蔵・冷凍保存でのがおすすめです。下記の方法を参考にしてみてください。
【冷蔵保存の方法】
①1個ずつラップで包む
②ビニール袋に入れて口を閉じる
③冷蔵庫の野菜室で保存する
【冷凍保存の場合】
①桃を優しく洗い、ペーパータオルで水気を拭き取る
②1個ずつラップで包む
③ジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて冷凍する
桃を冷蔵保存すると1週間程度傷みを予防できますが、追熟は止まってしまうので食べ頃になるまでは常温で保存しましょう。桃は乾燥と冷気を嫌う為、一つずつラップで包んでからビニール袋に入れて、冷蔵室よりも温度の高い野菜室で保存することがポイントです。
桃は皮を剥くと変色しやすいので、冷凍するときは丸ごと保存しましょう。冷凍保存した桃は1ヵ月程度日持ちしますが、解凍する際に完全解凍してしまうと水分が出て食感が落ちるので、半解凍のシャーベット状で食べるのがおすすめです。冷凍した桃は実と皮の間にずれが生じるので、皮に薄く十字の切込みを入れるだけで、手でも簡単に剥くことができます。
(*桃の保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
桃をカビさせずに保存しよう
桃の収穫時期とカビの発生しやすい季節は重なるため、保存状態には注意が必要だとわかりました。また桃は特に皮が薄く水分を多く含むため、日持ちがあまりしない果物です。旬を迎えた桃を美味しい状態で食べるためには、今回紹介した常温・冷蔵・冷凍の適切な保存方法を参考にしましょう。また、核割れした甘味の少ない桃はお菓子作りなどに活用してください。