「あかつき」はどんな桃の品種?旬の時期・産地など特徴や食べごろの見分け方も紹介!
【清野ファーム監修】「あかつき」という桃の品種を知っていますか?今回は、白鳳と白桃の交配種「あかつき」について〈味わい・旬・産地〉など特徴や、食べごろの見分け方も紹介します。あかつきの食べ方のおすすめや、日持ちする保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
あかつきの名産地には以下のような場所があります。
・福島県
・長野県
・山梨県
・山形県
あかつきは主に東北地方や中部地方で栽培されています。そのなかでも福島県が特にあかつきの収穫量が多いです。福島県はあかつき以外にも多くの桃を栽培しており、糖度の高い桃が収穫できる地域としても知られています。
あかつきの食べごろの見分け方は?
あかつきの食べ頃を見分けるポイントは以下の通りです。
・全体が赤く染まっていて、緑色の部分が無い
・指で押すと少し柔らかい
・桃特有の甘い香りがする
あかつきは太陽光を浴びて熟し、皮全体が赤色になるのが特徴の桃です。緑色の部分が残っている場合は熟しきっていないため、日を置いて追熟させる必要があります。他の桃に比べて固い品種なので触感での判断は難しいかもしれませんが、甘い香りが経ってきたら食べ頃のサインです。
清野慶明
清野ファーム
果物は「収穫のタイミング」が味を大きく左右します。スーパーを経由して消費者に届ける流通の仕組みを考えると、一般的には「緑色」でも収穫することがあるかもしれません。しかし清野ファームでは直販が主ですので、お尻の緑色までもが取れて、白くなってから収穫する、つまり木になったまま追熟を行います。そうするとその期間分、糖分を更に含ませることができ、より甘くて柔らかく、ちょうど食べ頃の桃をお客様にお届け出来るのです。 このような追熟をする農家もあるので、是非色んな農家の産地直送品も試してみてくださいね。
(*桃の食べ頃や桃が硬い原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
あかつきの食べ方のおすすめ
出典: @Tohko_wildfire
あかつきは食べ頃まで熟しても硬さの残る桃ですが、よりおいしく食べる方法はあるのでしょうか。ここではあかつきのおすすめの食べ方を紹介します。
①そのまま生で食べる
桃本来の甘味やみずみずしさを味わうなら、やはりそのまま生で食べるのがおすすめです。生で食べれば、あかつきならではの硬めの食感も楽しむことができます。特に旬の桃は甘味が強く、値段も比較的安価なため食後のデザートにも最適です。
②コンポートにする
甘味を足しながら柔らかい果肉を楽しむことができる、桃のコンポートのレシピです。日を置きすぎて傷む寸前の桃でもシロップに漬けることで、少し日持ちがします。ヨーグルトなどのトッピングにもおすすめの一品です。
③ジュースにする
朝食などにおすすめの桃とバナナのミックスジュースのレシピです。少し甘味が足りない桃や、日を置いてもあまり柔らかくならない桃でもジュースにすればおいしく食べることができます。