メロンが腐るとどうなる?熟しすぎは危険?見分け方を賞味期限とともに紹介!
【伊藤一農園監修】メロンが腐るとどうなるかを知っていますか?判断方法はあるのでしょうか?今回は、<ピリピリ・苦い・柔らかすぎ>などメロンが腐った時の見分け方や熟しすぎるとどうなるのかに加え、賞味期限と日持ちする保存方法を紹介します。熟しすぎた時の美味しいレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
食べられると判断したメロンでも、実際に口にすると違和感を感じることがあります。ここからは、メロンが腐っているか食べられるかどうかの判断の仕方について解説します。
メロンが熟しすぎていて舌がピリピリ・苦味を感じる
メロンを食べた時に、舌がピリピリと痺れたり苦い味を感じたりすることがあります。これはメロンに含まれるククミシンと呼ばれる酵素が原因で、この物質にはタンパク質を分解する働きがあります。メロンが熟成して傷みはじめるとククミシンが増加し、口内の粘膜を分解することで舌が痺れるうえに苦味を感じるといったメカニズムです。
このような味がするメロンは食べられるかどうか心配になりますが、必ずしも腐っているとは言い切れません。食べて苦味や舌の痺れを感じるメロンでも、果肉の状態がよく変色もなければギリギリ食べられることもあります。ただし、あまりにもメロンの苦味が強い場合は、食べるのを避けた方が無難です。
(*メロンが苦い原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
メロンの賞味期限と日持ちする保存方法は?
メロンは冷凍すると味や食感が落ちるため冷凍保存には向いていませんが、どのように保存すれば日持ちするのでしょうか。メロンの賞味期限と日持ちする保存方法について解説します。
伊藤真也
伊藤一農園
賞味期限についてですが、品種や個体差によって差がありますので、丸ごと保存の場合には1週間ほど常温保存した方が追熟がしっかりすすみ、甘く美味しい状態なることもあります。お好みの追熟状態を是非探して美味しく召し上がって下さい。
メロンを常温保存する方法:5日程度
熟成する前のメロンを常温で保存する場合は、20℃から25℃程度の気温の下で、風がよく通り太陽光が当たらない涼しく暗い場所で保存するのが理想です。気温が25℃を超える夏場であっても常温で保存することができますが、熟成が進みやすいのでこまめに熟成の度合いを確認してください。
熟成前のメロンを丸ごと常温で保存した場合の賞味期限は5日程度ですが、気温が高い夏場はこの期間よりも短くなります。切ったメロンは常温で保存することはできないので、冷蔵庫で保存してください。
伊藤真也
伊藤一農園
熟成の度合を確認する方法としては以下を参考にしてください。
・メロンの下側(花落ち)の部分が柔らかいか
・メロンのつるが枯れてきているか
・メロンからほのかに甘い香りが漂ってきているか
メロンを冷蔵保存する方法:3日程度
完熟したメロンからは植物の成長を促すエチレンガスが出るため、庫内の他の食材が腐らないようにメロンをポリ袋に入れてから冷蔵庫で保管しましょう。追熟させて完熟したメロンをそのまま常温に置くと熟しすぎて傷みやすくなるため、完熟したらすぐに冷蔵庫で保存してください。
切ったメロンは切り口から水分が抜けて傷みやすくなるため、切り口が空気に触れないようにラップで覆って冷蔵庫で保存してください。冷蔵庫でメロンを丸ごと保存した場合の賞味期限は3日程度で、切ったメロンは約2日です。
(*メロンの保存方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
伊藤真也
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ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存するメリットとしてもう一つ、メロン本体の水分が抜けにくくする効果もありますので、丸ごと保存の場合にも冷蔵庫に入れる際には是非ポリ袋を使ってください。
熟しすぎたメロンの活用レシピを紹介!
熟しすぎたメロンをそのまま食べるのに抵抗がある場合は、デザートに活用するのがおすすめです。完熟したメロンを使ったレシピを3品紹介するので、メロンが熟しすぎた時の参考にしてください。