要冷蔵の常温放置はいつまでセーフ?食べると危険な食品例と状態を紹介!
要冷蔵の食品を常温で放置したことはありませんか?要冷蔵・常温とはそもそもどういう意味なのでしょうか?今回は、<真空パック・スイーツ・ハンバーグ>などの常温で放置すると危険な要冷蔵食品を<何時間後から危険か・食べてはいけない場合の特徴>とともに紹介します。<日本酒・ビール>など常温で放置すると風味が変わってしまう要冷蔵食品についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
④生肉
生肉は雑菌が繁殖しやすく、常温保存には向きません。以下のようになったら腐っているので、食べずに捨ててください。
・見た目:黒や緑に変色している・カビが生えている・糸を引いている
・臭い:変な臭いがしている
・味:苦い・酸っぱい
生肉は水分が多く保存料などは何も入っていないため、全て要冷蔵の扱いになります。夏場は1時間でも危険であるため、買い物や帰り道に時間がかかる場合は保冷剤や保冷バッグを持って行くのが確実です。帰宅したら速やかに冷蔵庫や冷凍庫で保存し、雑菌の繁殖を抑えるようにしてください。
常温で放置してしまった場合、10℃以下の場所であれば食べられる可能性がありますが、糸を引いているなど、少しでもおかしいと思ったら腐っているので捨てるようにしてください。
(*鶏肉や豚肉が腐るとどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑤ジュース・カフェオレなどの飲み物
出典: @nao3202
紙パックに入った飲み物も要冷蔵の食品で、腐ると以下のような状態になります
・見た目:液体なのに固形物が見える・カビが生えている
・臭い:異臭がする
・味:固形物が口の中に入る・変な味がする
カフェオレやミルクティーのような乳製品が使われている食品は、雑菌が繁殖しやすく、少しでも温度が上がると開封済みなら常温では5時間程度で雑菌が繁殖すると言われています。また、直接口をつけて飲むのも雑菌が繁殖するのを加速させるため、飲み切らずに保存する場合はコップに入れて飲むようにしてください。
カビが生えていたり腐っている場合は、液体にもかかわらず塊が見えたり口に入ってきたりすることがあります。紙パックの場合は見えにくく確認がしにくいかもしれませんが、常温で長時間放置した場合は飲まないのが確実でしょう。
⑥生麺
出典: @yyoriuber
生麺と言ってもさまざまですが、要冷蔵と表記されたものは常温で放置しないようにしましょう。
・見た目:ボロボロに崩れる・カビが生えている・溶けている
・臭い:異臭がする
・味:酸っぱい・苦い
生麺は乾麺に比べて水分が多く、カビや雑菌が繁殖しやすいため要冷蔵の食品です。スーパーの冷蔵庫に入っている生麺の場合は要冷蔵の麺で常温保存ができないため、夏なら1日で傷み始めてしまうことから、家庭でも冷蔵庫で保存するようにしましょう。
また、カップ麺の生麺は保存料が入っていてもカビが生えることがあるため、必ず確認したうえで食べるようにしてください。
要冷蔵の食品を常温放置するとどうなる?【風味が変わる食品の場合】
要冷蔵の食品であっても、傷むことはあまりないものの、風味が変わってしまい普段とは違った味になってしまうものもあります。特にお酒は風味が変わりやすく、アルコールだからと常温保存してしまいがちかもしれませんが、美味しく楽しむためにも冷蔵庫で保存しましょう。
①日本酒
スーパーで販売されている日本酒は常温で販売されていることが多いですが、一般的に販売されている日本酒は火入れと呼ばれる加熱処理を2回行うことで常温保存しています。そのためスーパーで購入した日本酒は常温でも問題ありません。
しかし、生酒や火入れを1度しか行っていない煮詰め酒、吟醸酒、生貯蔵酒などは紫外線や急激な温度変化によって、お酒の風味が損なわれるため冷蔵庫に入れるようにしてください。特に開封後は風味が急速に変わってしまうことから、保存方法に迷ったら、どの日本酒であっても冷蔵庫に入れるのが無難でしょう。
瓶が大きく入らない場合は、ペットボトルに移し替えることで、風味が変わる面積を最小限に抑える方法もあります。新聞紙などで瓶を包んで冷暗所で保存することで、あえて風味を変えて楽しむ方法もあるので、興味があればやってみてください。
②ビール
ビールはお酒の中でも飲まれることが多く、6缶入りやまとめて瓶ビールを購入することもあるようですが、温度変化や日光によって風味が大きく変わる繊細なお酒です。特に生ビールやクラフトビールは酵母が生きたままの状態のため、常温保存では味が落ちることもあります。
ビールに入っている酵母は種類によるものの10℃以下で活動し始めるため、要冷蔵の表記があるものは冷蔵庫の温度変化の少ない場所で保管しましょう。