バドワイザーはビールじゃない？味が薄い？安いのはなぜかも紹介！

バドワイザーは味が薄くてビールの味わいがなく、発泡酒だと思っている人が多いようですが、本当にビールではないのでしょうか。バドワイザーは美味しくないという人もいますが、本当のところバドワイザーの味はどうなのか紹介します。

バドワイザーはビールじゃないという声が多くありますが、その真実を調べてみましょう。

バドワイザーはドイツ系移住民たちによってアメリカでスタートし、140年続くブランドで世界的に有名なプレミアムラガービールです。バドワイザーはビールじゃないという人も多くいますが、現在世界80ヶ国以上で販売されており、多くの人々に愛されていてホップも麦芽も使用しているれっきとしたビールです。

日本の一般的なメーカーのビールと比べると、バドワイザーは苦味成分が半分程度になります。その為ビール独特の苦味が好きな人にとっては、味わいが薄く感じてバドワイザーはビールじゃないと感じてしまうのです。

ビールを生産する際の主な原料は麦芽とホップと水で、麦芽やホップの種類によってビールの味は大きく変わるので原料選びはとても大切です。バドワイザーの味わいや味の特徴を以下では紹介します。

最高級の二条・六条大麦麦芽を厳選して醸造し、ビール特有の香りの元になるホップの苦味を抑える為に炭酸ガスの含有量を増やしています。冷却時に独自の2段階冷却を行いクリアなビールの味を出し、低糖質で苦味が薄く軽快なのど越しに仕上げています。拘りの原材料と生産方法で、バドワイザーは日本のビールと比較するとかなりあっさりしているのです。

弱めの香りですがバドワイザーは、バナナやパイナップルなどトロピカルフルーツのような香りがします。爽やかで甘さを感じるフルーティな香りで、これもバドワイザーの人気の秘密となっています。

ホップ特有の苦味や甘みも控えめなライトな味わいで、後味がさっぱりとして水のようにクリアでキレがよい味わいです。ビールを醸造するには20日程を要しますが、バドワイザーは丁寧に約30日をかけて醸造しています。

こだわり抜いた専用の酵母や二条大麦麦芽などの材料をじっくりと醸造することで、他に真似のできないキレのあるスッキリとした味わいが生み出されるのです。

ビールの酸味は、発酵中に酵母よって生産される有機酸によるものです。バドワイザーの伝統的な製法で熟成時にビーチウッド（ブナの木）を加えて酵母がビールに触れる面積を広げ、発酵がスムーズに進むようにしています。この生産方法をとることで、酸味がかなり少なくなっています。

麦芽のコクや旨味は控えめで甘みはほどほどの味わいとなっていて、さっぱりとした飲み口と後味が特徴的です。生産過程で原料のとうもろこしの含有量を増やし、ホップの苦味を抑えて炭酸ガスの量を増やし低糖質でほどほどの甘みが実現しています。

バドワイザーは美味しいのでしょうか、それともビール特有の苦味が薄くまずいと感じてしまうのでしょうか。バドワイザーを実際に飲んだ人が、どのような感想を持ったのか口コミを見てみましょう。

数年前にバドワイザーの味が、変わったことに気づいていましたか。どのような理由で、味が変わってしまったのかを紹介します。

バドワイザーの日本での製造販売を担ってきたキリンビール株式会社が、2018年末で生産を止め製造販売を終了しました。そして2019年1月から醸造元のアメリカから輸入販売されることになりましたが、製造方法は同じでも日本とアメリカでは水質が異なるので味に違いがでてきます。

アメリカの水は日本の水よりも硬かったり軟らかだったりと、地区によりばらつきが出てくるので味に影響が出やすくなるのです。

バドワイザーは韓国でも製造されていて、日本ではアメリカ産以外に韓国で生産されたものも販売されています。韓国は水が美味しくないこともあり韓国で生産されたバドワイザーは、ただ苦いだけでまずいという意見もあります。ちなみにアメリカ産は後味にかすかな甘みがあり、すっきりとした飲みごたえです。

バドワイザーはビールとしては、比較的低価格で販売されています。なぜ安く販売できるのか、その理由を紹介します。

バドワイザーは世界最大級のスポーツイベントである、サッカー FIFA ワールドカップの協賛を30年以上行っています。スポンサーになることで世界中の人々に認知され知名度が高くなり消費者の確保に繋がり、薄利でも消費者を保つことができ経営が安定するので低価格で提供が可能なのです。

ビールの原料の大麦やホップなど原材料を他国から仕入れると、輸入コストを考え割高になってしまいます。アメリカは原材料を安い国から仕入たりアメリカの広大な敷地を利用したりして、地産地消で原料のコストを下げています。

自国で足りない部分は輸入で補っていますが、ビール大国であるアメリカは大量輸入・大量生産の努力をし全体的なコスト削減をしているのです。

バドワイザーの特徴が解ったところで、バドワイザーを美味しく飲んでみましょう。ここからは、美味しく飲む方法を紹介します。

通常ビールは4～6℃に冷やすと美味しいといわれていますが、バドワイザーは2～3℃位に冷やして喉越軽快なアメリカンビールとして飲みましょう。しっかりと冷やすことでバドワイザーの美味しさが一層引き立ちます。

アメリカ映画などではバドワイザーを飲む時、瓶から直接飲んでいます。トム・クルーズはトップガンの劇中で瓶のバドワイザーを直接飲んでいるので、そのスタイルを真似してみましょう。また軽いビールなのでグラスに注ぐと味気ない感じがしますが、瓶のまま飲むことで瓶ビールの美味しさを感じることができるのです。

お酒で香りというとワインを思い浮かべますが、バドワイザーはとてもフルーティな香りがするのでその香りをしっかりと楽しみましょう。バドワイザーは、パイナップルやバナナなど様々なフルーツの爽やかで甘い香りがします。

ビールグラスには素材や形など様々な種類がありますが、どのようなグラスであっても清潔なグラスを使うことが美味しくビールを飲む際の秘訣になります。

グラスに汚れや臭いがあるとビールの風味を損なってしまい、また油分などが付着しているとビールの風味を保つ役割である大切な泡を消してしまいます。流水でよく洗浄し臭いが付かない場所で乾燥させ清潔を保って保管してください。

ビールは日光に当たる場所に置いておくと、日光臭というひなたの匂いが付いてしまうので、可能な限り日光に当たらない場所で保存をして下さい。またビールは鮮度が大切で時間の経過と共に味が少しずつ変化してしまうので、鮮度の良いうち飲みましょう。

ビールの泡はビールが空気と触れて成分が変化し風味が変わるのを防ぐ・口当りをやわらかくする・炭酸ガスを逃さない、などビールの蓋の役割をするものです。泡はビールの味が落ちる現象を防止する上で大切なものなので、グラスに注ぐ際にしっかりと泡を立てて注いでください。

日本人がバドワイザービールを飲むと、薄い・コクがない・発泡酒と感じる人がいるのは麦芽比率の為です。麦芽比率が低くても、発泡酒とは違い薬の臭いのような香りや雑味感は少なく、かなりクリアなので飲みやすくなっています。ビールの苦味が苦手な人にとってはクセがなくフルーティで、ゴクゴクのめる美味しい味なので是非味わってみて下さい。