魚へんに春「鰆」と書いて何と読む?意味・由来や他に魚へんがつく漢字は?
魚へんに春という漢字を書いてなんと読むか知っていますか?読み方は「サワラ」です。魚へんは〈春・夏・秋・冬〉全てが漢字にあります。今回は、魚へんに春で「サワラ」と読む由来や意味をサワラの特徴とともに紹介します。魚へんに東と書く「鰊」やなど、魚へんがつく漢字の魚をサワラ以外にも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
①魚へんに夏(魚夏:わかし)
わかしは夏に水揚げされるぶりの幼少期のことであり、夏に獲れることからこの漢字が充てられています。ぶりは出世魚であるうえ、日本各地で水揚げされるため、地域によって大きさごとに呼び方に違いがあるようです。なお、魚へんに夏と書く漢字は実際には存在せず、当て字であるためパソコンなどで打っても変換されません。
夏魚と書いた場合、あわびやふぐと読むこともあります。
(*魚へんに夏「魚夏」と書いて何と読むかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②魚へんに秋(鰍:かじか)
魚へんに秋と書くのはカジカで、中国では秋はぎゅっと絞った、しまって細いという意味となりどじょうを意味します。カジカは土底を這うように泳ぐ様がどじょうににているため、カジカにこの漢字が用いられるようになりました。
(*魚へんに秋「鰍」と書いて何と読むかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③魚へんに冬(鮗:このしろ)
このしろは魚へんに冬と書き、鰆と同じく冬に獲れることからこの漢字があてられています。このしろはご飯の代わりとなるくらいたくさん獲れたことから「飯代魚」と書くほか、子供の代わりに棺桶に詰めて焼いたことから「子の代」と書くこともあります。
(*魚へんに冬「鮗」と書いて何と読むかについてや、魚へんの漢字について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
鰆以外に魚へんがつく漢字の魚は何がいる?
魚へんがつく漢字は基本的に魚介類に用いられることが多く、魚と昔から密接にかかわってきた日本にはたくさんの魚へんがつく漢字があります。鰆以外にも魚へんがつく漢字をいくつか紹介するので、参考にしてください。