サトウキビが原料のお酒の種類は?ラム以外ある?作り方やおすすめも紹介!
サトウキビが原料のお酒を知っていますか?ラム酒以外の蒸留酒の種類が気になりますね。今回は、サトウキビが原料のお酒・蒸留酒を〈ラム酒・黒糖焼酎・カシャッサ〉や〈沖縄・ブラジル〉など種類・産地別に、サトウキビを使ったお酒の作られ方とともに紹介します。サトウキビが原料の蒸留酒のおすすめ銘柄も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
- サトウキビが原料のお酒・蒸留酒は何がある?ラム酒が有名?
- サトウキビが原料で作られるお酒の代表は「ラム酒」
- ラム酒が発達した理由は三角貿易
- サトウキビが原料のラム酒以外のお酒の種類は?ブラジル・沖縄の蒸留酒が有名?
- ①カシャッサ(ブラジル)
- ②黒糖焼酎(沖縄)
- ③バシ(フィリピン)
- サトウキビが原料のお酒の作り方は?ラム酒を例に解説!
- ラム酒の作り方
- サトウキビで作る蒸留酒のおすすめ銘柄5選も紹介!
- ①ゴールド|バカルディ(1,260円)
- ②CORCOR 赤ラベル|グレイス・ラム(2,005円)
- ③高倉|奄美大島酒造(2,020円)
- ④カシャーサ51|サントリー(1,155円)
- ⑤レゼルヴァ オウロ|イピオカ(2,830円)
- サトウキビで作るお酒の種類・作り方について知っておこう
サトウキビが原料のお酒・蒸留酒は何がある?ラム酒が有名?
サトウキビは砂糖の原料として有名ですが、糖度の高さを利用してラム酒などのお酒・蒸留酒も作られています。サトウキビから作ったお酒は、他にどのような種類があるのでしょうか。今回はサトウキビを原料としたお酒・蒸留酒と、美味しいおすすめの銘柄を紹介します。
サトウキビが原料で作られるお酒の代表は「ラム酒」
世界4大スピリッツの1つラム酒は、サトウキビを原料にしたお酒です。ラム酒は元来、砂糖を作るためにサトウキビを絞った後の糖蜜を発酵・蒸留させて作りました。サトウキビは砂糖を取った糖蜜でも糖度が60%以上あるので、お酒を作るのに適しています。
(*ラム酒について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ラム酒が発達した理由は三角貿易
ラム酒がこれほど世界中で愛されるようになったのには、17世紀の三角貿易が関係しています。それまでサトウキビは、西インド諸島やカリブ海周辺には生育していませんでした。当時ヨーロッパで喫茶ブームが起こり砂糖の需要が増えていたので、西インド諸島にたどり着いたコロンブスはそこにサトウキビを持ち込みます。
西インド諸島で栽培されるサトウキビから砂糖が作られ、残った糖蜜でラム酒作りも盛んに行われます。ラム酒は当時船乗り達の間で流行っていた壊血病の薬と信じられ、海賊船にも常備されていました。
西インド諸島で生産された砂糖はヨーロッパへ輸出される一方、サトウキビ栽培に必要な労働力を賄うためイギリス経由でアフリカから奴隷を輸入します。砂糖が手に入ったヨーロッパはアフリカへ武器を輸出し、これが太平洋三角貿易となりました。
サトウキビが原料のラム酒以外のお酒の種類は?ブラジル・沖縄の蒸留酒が有名?
サトウキビから作られるお酒・蒸留酒は、ラム酒だけではありません。ここではサトウキビが原料の、世界の様々なお酒を紹介します。
①カシャッサ(ブラジル)
ブラジルで作られるカシャッサ(カシャーサ)も、サトウキビを原料とするお酒です。製法はサトウキビの搾り汁を醗酵させ、アルコール度数が38から54度になるよう蒸留・調整します。サトウキビの搾り汁のみを使ったカシャッサは、雑味が少なくクリアでありながらどっしりとした重みのある味わいです。
ロックなど様々な飲み方がありますが、中でもカクテルのベースとして親しまれています。
②黒糖焼酎(沖縄)
黒糖焼酎は、鹿児島県と沖縄県の中間にある奄美群島で作られているサトウキビを原料としたお酒です。製法は、サトウキビから作った黒砂糖と米麹をアルコール発酵させます。サトウキビの柔らかい甘みもありつつもすっきりとした味わいで、焼酎が苦手な人も飲みやすいお酒です。クリアな味わいを楽しむため、ロックやお湯わり・水割りで飲むのがおすすめです。