007のカクテル「ヴェスパー」とは?言葉の意味・味や作り方も紹介!
ヴェスパーマティーニとはどんなカクテルなのでしょうか?007の主人公「ジェームズボンド」が作ったお酒なのでしょうか?今回は、ヴェスパーマティーニとはどんなカクテルなのかを〈007・ジェームズボンド・カジノロワイヤル〉などヴェスパーの意味・由来や〈味・度数〉など特徴を、〈ウォッカ・キナリレ〉など作り方・レシピとともに紹介します。ヴェスパーマティーニ以外の007で有名なマティーニも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
ヴェスパーマティーニはどんなカクテル?意味・由来は?007のお酒?
出典: @meiku03
ヴェスパーマティーニと名付けられたカクテルを飲んだことはあっても、映画に由来しているとは知らないかもしれません。ヴェスパーマティーニの由来を知っておくと、酒席で話題を提供できそうです。ここではヴェスパーマティーニとはどのようなカクテルかを説明します。
ヴェスパーマティーニとは「007カジノロワイヤル」に出てくるカクテル
ヴェスパーマティーニとは2006年に公開された、映画「007カジノロワイヤル」に出てくるカクテルのことです。映画のヒロインであるヴェスパー・リンドの名前が用いられています。「007カジノロワイヤル」はジェームズボンドがスパイとして受けた初任務を描いた映画であり、初代ボンドガールであるは生涯において最も愛した女性とされています。
ヴェスパーの意味・由来
007と呼ばれるジェームズボンドが窮地に陥った時に、ヴェスパー・リンドとの名を持つ女性に助けられます。その後にジェームズボンドがカジノで国際テロ組織の黒幕であるル・シッフルとバカラで勝負する際に、頼んだオリジナルカクテルがヴェスパーマティーニです。
カジノでの勝負を終えたジェームズボンドがヴェスパー・リンドと食事をする際に、同じオリジナルカクテルを頼みます。その際にジェームズボンドがセリフで「このカクテルをヴェスパーと呼ぼう」と言ったのが始まりです。
作中でジェームズボンドはヴェスパー・リンドとの結婚を考え辞表を提出します。その後にヴェスパー・リンドはジェームズボンドの命を救うために裏切り、自ら水中に消えていきました。ヴェスパーはそもそも宵の明星を意味する言葉で、映画のテーマによく合うためヒロインの名前に用いたと考えられます。
現在はヴェスパーマティーニを完璧に再現することは難しい
現在は映画「007カジノロワイヤル」と同じヴェスパーマティーニを、日本において完璧に再現することは難しいです。ヴェスパーマティーニの本場のレシピでは、キニーネが入ったキナリレと呼ばれる白ワインが使われます。しかしキナリレは現在生産が停止されているうえ、日本ではキニーネが劇薬指定されているので入手できないことが理由です。
ヴェスパーマティーニの味わい・アルコール度数は?
出典: @alaska_nomilog
映画「007カジノロワイヤル」と同じヴェスパーマティーニを再現することはできなくても、現代風のアレンジを楽しむことはできます。ここではヴェスパーマティーニの味わいやアルコール度数について、詳しく説明します。
ヴェスパーマティーニの味わい・香り
ドライジンとウォッカにリレ・ブランと呼ばれるフレーバードワインを合わせて作る、ヴェスパーマティーニの味は辛口です。ヴェスパーマティーニはステアではなくシェイクするのでマイルドな口当たりで、グラスに飾るらせん状のレモンが華やかな香りを醸し出します。おすすめな人はドライジンの味わいが好きで、アルコール度数に強い人です。
ヴェスパーマティーニのアルコール度数は約30%程度
ドライジンとウォッカとリレ・ブランで作るヴェスパーマティーニのアルコール度数は、約30%程度とカクテルの中でも高めです。映画「007カジノロワイヤル」のレシピは日本人向けではないので、自宅で作る際には分量を減らすことをおすすめします。
ヴェスパーマティーニの作り方・レシピ
ヴェスパーマティーニは道具と材料があれば、自宅で作ることが可能です。ドライジンとウォッカとリレ・ブランがあればできますが、映画007の味に近づけるには一工夫するのがおすすめです。ここでは映画007に近い味わいが楽しめる、リレ・ブランのレシピを紹介します。