トロッケンベーレンアウスレーゼの特徴とは？産地はドイツ？おすすめ銘柄も！

トロッケンベーレンアウスレーゼとは、どのような特徴を持ったワインなのでしょうか。まずは、トロッケンベーレンアウスレーゼの意味や、特徴について紹介します。

貴腐ワインとは、非常に糖度の高い貴腐ブドウを原料に作られる甘口の白ワインです。貴腐ブドウは、熟したブドウにボトリティス・シネレア菌と呼ばれるカビの菌を付着させて作られます。この菌によってブドウの組織が破壊され、日光や乾燥によって内部の水分が蒸発すると、甘みが凝縮した貴腐ブドウとなります。

貴腐ワインは、極甘口で貴腐香と呼ばれる芳醇な香りを持つのが特徴です。原料となる貴腐ブドウの栽培には特定の気候条件が必要となり、栽培できる地域が限定されるため、貴腐ワインは高級で希少なものとして扱われています。

ここでは、トロッケンベーレンアウスレーゼの産地について紹介します。また、トロッケンベーレンアウスレーゼの原料となるブドウの品種もあわせて紹介するので参考にしてください。

トロッケンベーレンアウスレーゼは、ドイツで作られる最高級の白ワインです。トロッケンベーレンアウスレーゼの産地は、ラインガウやラインヘッセン、モーゼル地方など13の地域に限定されています。ラインガウはライン川の北側に位置する街で、ラインヘッセンはドイツで最も広大なワインの生産地です。

また、モーゼル地方はドイツ最古のワインの産地として知られています。これらの産地ごとに、トロッケンベーレンアウスレーゼの味わいや香りも多少異なると言われています。

トロッケンベーレンアウスレーゼに使用されるブドウの品種は、主にオルテガやリースリングなどです。特にオルテガは、天候に恵まれない場合でも品質が安定しやすいため、トロッケンベーレンアウスレーゼの生産に適した品種です。

なお、ドイツワインは収穫時のブドウの糖度によって、アウスレーゼやべーレンアウスレーゼなどに格付けされます。トロッケンベーレンアウスレーゼに使われるブドウの糖度は最上ランクであり、ほかのワインに比べて値段が高くなります。

ドイツの最高ランクの貴腐ワインであるトロッケンベーレンアウスレーゼは、どのような味わいが楽しめるのでしょうか。ここでは、トロッケンベーレンアウスレーゼの味わいやアルコール度数、おすすめの飲み方などを紹介します。

トロッケンベーレンアウスレーゼは、非常に甘口で、はちみつやダージリンティーに似た芳醇な香りが特徴です。トロッケンベーレンアウスレーゼに似てるワインとして、アイスワインやストローワインが挙げられます。トロッケンベーレンアウスレーゼは、極甘口の味わいが好きな人や、フルーティーな香りを楽しみたい人におすすめです。

なお、トロッケンベーレンアウスレーゼのアルコール度数は5.5～10％程度です。