ドライベルモットとはどんなお酒？飲み方は？度数やカクテルも！

バーに行くと様々なお酒が並んでいますが、ドライベルモットとはどのような味わいなのでしょうか。今回はドライベルモットの味や香り、美味しい飲み方について紹介します。

ドライベルモットは、白ワインにナツメグやコリアンダーなどのスパイスやハーブで香りづけしたフレーバードワインです。ベルモットは、イタリアやフランスでは食前酒として親しまれています。ベルモットにはスイートとドライの二種類があり、それぞれ味わいや香りが異なります。

ドライベルモットは名前が表すように、辛口ですっきりとした味わいが特徴です。ほのかなハーブの香りが、白ワインのクリアな味を引き立てています。種類によっては、ハーブの香りを強く感じるものもあります。

ドライベルモットのアルコール度数は種類によるものの、14～20％ほどです。ワインの一種なので、ややアルコール度数は高めです。食前酒で出された時などは、お酒が弱い人は注意しましょう。

ストレートやソーダ割りなどお酒にはいろいろな飲み方がありますが、ドライベルモットはどのように飲むのが美味しいのでしょうか。

ワインのように嗜む場合は、ストレートで飲むのがおすすめです。すっきりとした辛口のドライベルモットは、ストレートで飲むとよりその味わいを感じることができます。種類によってハーブの香りを強く感じるものや酸味もあるタイプなど、ドライベルモットの特徴をダイレクトに感じられます。

ゆっくりお酒を楽しみたい場合は、ロックがおすすめです。はじめは冷えたドライベルモットのクリアな味わいを楽しみ、氷が溶けるにつれて味の変化を感じることができます。

お酒が強くない人は、ドライベルモットのソーダ割りもおすすめです。ドライな味わいが炭酸とよく合い、すっきりとした香りと味を楽しむことができます。ソーダ割りは甘味がほぼないので、食中酒にも適しています。

ドライベルモットの味わい・香りを活かして、カクテルにするのもおすすめの飲み方です。カクテルの王様との異名を持つマティーニをはじめ、ドライベルモットには多くのアレンジレシピがあります。次の章では、ドライベルモットを使った美味しいカクテルのレシピを紹介します。

ここではドライベルモットを使った、美味しいカクテルのレシピ・飲み方を紹介します。定番のマティーニやめずらしいお酒も紹介するので、カクテル選びの参考にしてください。

ここでは、ドライベルモットのおすすめの銘柄を紹介します。それぞれ特徴があり味わいが違うので、好みや用途に合わせて選んでください。

ノイリープラットは、ドライベルモットの中でもハーブの香りをしっかりと感じることができるお酒です。カクテルにしても負けない香りと味わいで、多くのバーテンダーに愛されています。

チンザノのエクストラドライは、イタリアで老舗のドライベルモットです。すっきりとした辛口で甘みは少なく、やや酸味を感じます。ハーブの香りがほどよくし、ストレートやカクテルでも美味しく飲むことができる味わいです。

19世紀フランスでレシピが作られたドランのシャンベリー ドライは、上品な味わいが特徴です。他のドライベルモットよりハーブの香りが控えめなので、ストレートで飲むとすっきりした雰囲気を味わえます。

ドライベルモットは、ハーブの香りとドライな味わいで古くから親しまれているお酒です。定番のマティーニ以外に、様々なカクテルや料理にも使われています。食前酒やカクテルなどでドライベルモットを飲む機会があれば、すっきりとした味わいを楽しんでみてください。