アルコール度数と%の違いは?意味は同じ?お酒の種類別の度数も紹介!
アルコール度数と%の違いを知っていますか?意味は同じなのでしょうか?今回は、アルコール度数・%の表記の違いや意味を、〈焼酎・日本酒・ウイスキー〉などお酒の種類別のアルコール度数とともに紹介します。アルコール度数が〈低い・高い〉お酒の種類も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
お酒のアルコール度数・%の表記の違いは?意味は同じ?
お酒のアルコールの割合の表記には、度数と%との2種類がありますが、その違いについて深く考えたことがある人は少ないかもしれません。今回は、アルコール度数と%の違いの意味について解説し、お酒の種類とアルコール度数なども紹介するので参考にしてください。
アルコール度数と%は同じ意味
お酒に含まれるアルコールの割合は、お酒によって度数と%と表記が異なり、言い方の違いだけで全く同じ意味を示しています。お酒は化学反応によるアルコール発酵の過程の中で、エチルアルコールが生成されることで作られ、このエチルアルコール含有量の割合をアルコール度数として表記しています。
例えば、アルコール度数が15度のお酒には100mlあたり15mlのアルコールが含まれることを意味し、アルコール15%のお酒も15度のお酒と同じアルコール量です。一般的には日本酒や焼酎は度、ワインやビールは%で表記されますが、同じ度数の日本酒とワインを飲んだ場合のアルコール量は同じだと言えます。
表記の使い分けの理由は、元々日本で作られているお酒は度で表記され、外国から持ち込まれたお酒は%で表記されると考えられます。
お酒の種類によってアルコール度数・%に違いがある理由は?
お酒にはさまざまな種類がありますが、種類によってアルコール度数・%に違いがある理由について解説します。お酒の種類別のアルコール度数も紹介するので参考にしてください。
度数に違いがあるのは製造方法が異なるため
アルコール5%ビールとアルコール40%のウォッカでは度数が大きく異なりますが、このようにお酒によって度数に違いが出るのは製造方法が異なるためです。お酒には醸造酒と蒸留酒の2種類があり、ビールは醸造酒・ウォッカは蒸留酒にあたります。醸造酒は米や麦などを原料としてアルコール発酵させて作りますが、蒸留酒は醸造酒を蒸留させて作られるお酒です。
ウォッカのような蒸留酒は、蒸留の工程により凝縮されたアルコールが作られるので、アルコール度数が高いお酒になります。そのため一般的には、醸造酒より蒸留酒の方がアルコール度数が高いと言えるでしょう。
お酒の種類別のアルコール度数一覧
種類 | 度数 |
ビール | 5% |
シャンパン | 12% |
ワイン | 14% |
日本酒 | 15% |
紹興酒 | 16% |
焼酎 | 25% |
泡盛 | 35% |
ウォッカ | 40% |
ウイスキー | 40% |
ジン | 40% |
ブランデー | 40% |
上の表は主なお酒の種類と、アルコール度数が低い醸造酒から順に一覧にしたものです。表のどこからが蒸留酒かというと焼酎から下がすべて蒸留酒で、蒸留酒は醸造酒に比べてアルコール度数が高いことが分かります。上記の度数は銘柄によっても変わるので、実際に購入する際にアルコール度数を確認してみてください。
お酒を割って飲む時のアルコール度数・%の計算方法も知っておこう
ビールなどそのまま飲むお酒のアルコール度数は分かりやすいですが、焼酎などの割り材を加えて飲む場合は、アルコール度数がどれほどになるか気になる人もいるでしょう。ここでは、お酒を割って飲むときのアルコール度数の計算方法を紹介します。
お酒を割った時のアルコール度数・%の求め方
お酒を割った時のアルコール度数は、「アルコール度数=(度数×お酒の量)÷(お酒の量+割材の量)×100」の計算式で求められます。自宅で焼酎などを割って飲む時に、お酒の度数がどの程度になるか知りたい人は活用してください。また、数値を入れるだけで簡単に度数が分かるサイトも紹介します。
焼酎25度でチューハイを作った場合の計算例
焼酎25度でチューハイを作った場合の計算例を2つ挙げます。
・(0.25×50ml)÷(50ml+200ml)×100=5%
・(0.25×70ml)÷(70ml+180ml)×100=7%
上記の計算式は、250mlの焼酎割りを作るにあたり、焼酎の量を50mlと70mlの分量にした際の度数の計算です。焼酎の量を増やしアルコールの割合を増やせば、一杯分のアルコール度数が高くなります。違う度数の場合でも、度数や分量を当てはめれば簡単に度数が分かるので計算してみてください。
アルコール度数・%の違いを知っておこう
今回は、お酒の種類によって異なるアルコール度数の表記の違いについて紹介しました。度数も%も表記の違いがあるだけで意味は同じなので、数値が大きればアルコール量が多く酔いやすいと言えます。アルコール度数の計算式も紹介したので活用し、自分の飲むお酒のアルコール度数を意識して楽しくお酒を飲みましょう。