パスタとスパゲッティの違いとは?種類や名前の太さ・長さによる変化を紹介!
パスタとスパゲッティの違いについて知っていますか?今回は、パスタの名前の意味や種類、<長さ・太さ・形>別の名前の違いについても紹介します。パスタの茹で方のコツや、電子レンジを使った方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
パスタとは?
日本でもすっかり馴染みのあるパスタですが、そもそもパスタとはどんな食べ物なのでしょうか。ここではパスタの名前や原材料、種類について紹介します。
「パスタ」の名前の意味と歴史
紀元前4世紀にはすでにイタリア半島でパスタが作られていたと考えられていますが、イタリア語のpastaは俗ラテン語のpastaを由来に持つと言われています。pastaとは主に小麦粉で作られた生地、練り物を意味しています。
パスタの原材料・定義
パスタの原材料はデュラムセモリナ、水、塩が基本で、これらを混ぜ合わせてこね上げたものをパスタと呼びます。デュラムセモリナはデュラム小麦から作られる小麦粉のことで、グルテンを多く含み生地のコシが強くなるため、パスタに最適な小麦粉とされています。
パスタ麺の種類
日本の家庭でパスタを食べる際には、スーパーなどで購入した乾麺を茹でて食べるのが一般的ですが、パスタの本場イタリアの家庭では生麺を使うことも多くあります。生麺は、食感がもちもちとしてソースと絡みやすく、小麦粉の風味をしっかりと感じられるのが特徴です。一方、乾麺が普及したおかげで様々な種類のパスタをいつでも食べられるようになりました。
(*パスタ麺の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
パスタとスパゲッティの違いは?
日本では一般的に、茹でた麺にソースを絡めて食べるイタリア料理のことをパスタやスパゲッティと呼びますが、パスタとスパゲッティに違いはあるのでしょうか。ここではパスタとスパゲッティの違いについて解説します。
スパゲッティはパスタの一種
パスタには多くの種類があり、スパゲッティとはその中のひとつです。パスタの種類は麺の長さと直径で分類され、スパゲッティはロングパスタの一種で細くて長い形状が特徴です。
スパゲッティがパスタと呼ばれるようになった経緯
日本では昭和30年代から、一般家庭でもスパゲッティやマカロニが食べられるようになりましたが、その後、昭和から平成に変わる頃に様々なイタリア料理が日本でも紹介されて人気に火がつきます。これをきっかけにスパゲッティやマカロニ以外のパスタも広く知られるようになり、それらの総称としてパスタという名称が使われるようになりました。
パスタの長さ・太さ・形による名前の変化は?
本場イタリアではパスタの種類は650種類以上あると言われ、長さや太さ、形も様々です。ここでは、パスタにはどんな種類があるのか詳しく紹介します。
①ロングパスタの種類
日本でも馴染みのある、長さが25cm前後のパスタをロングパスタと呼びますが、断面の形や幅の長さでさらに分類されます。数字は断面の幅の長さを表しています。
・スパゲッティ 2mm
・スパゲッティーニ 1.6mm
・フェデリーニ 1.4mm
・カッペリーニ 1.2mm
・リングイネ 2〜3mm
リングイネのみ断面が楕円形ですが、それ以外のパスタの断面は全て円形です。スパゲッティはどんなソースとも相性がよく様々なパスタ料理に展開できます。麺の太さが太いとクリーム系などの濃厚なソースと馴染みやすく、細いとあっさりしたスープパスタなどに向いています。
(*リングイネやカッペリーニについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②ショートパスタの種類
ショートパスタとは短いパスタの総称で、様々な形や太さのパスタがあり、おしゃれなものも多く見栄えがするので、味はもちろんのこと目でも楽しむことができます。数字は断面の幅の長さを表しています。
・マカロニ 2.5mm以上
・リガトーニ 8〜15mm
・マニケ 20〜30mm
・ペンネ
・ファルファッレ
日本でも人気のあるマカロニは、グラタンやサラダの具として重宝されています。マカロニより太いのがリガトーニで表面にすじがあり、ソースと絡みやすいのが特徴です。リガトーニよりさらに太いのがマニケで、穴が大きいため中に肉や野菜を詰めて調理され、日本ではイタリア料理のお店で目にすることがあります。
ペンネは円筒状のショートパスタをペン先のように斜めにカットしたもので、ファルファッレは蝶の形をしたパスタです。
(*リガトーニやその他ショートパスタについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③ラザニアなどその他のパスタの種類
ロングパスタやショートパスタに分類されるパスタの中には、形や大きさに特徴的なものがあります。
・ラビオリ
・ラザニア
・ニョッキ
ラビオリは2枚のパスタ生地で肉や野菜などの食材を挟み、四角形に切り分けた生パスタのことです。ラザニアはロングパスタの一種ですが平たい板状になっているのが特徴で、ソースやチーズと重ねてオーブンで焼いて食べる食べ方に人気があります。
ニョッキはショートパスタの一種で、じゃがいもと小麦粉を練って作られる団子状のパスタです。他にもほうれん草かぼちゃ、チーズを練り込んだものなどバリエーションが豊富で、ソースと絡めたりサラダの具にしても美味しく食べられます。
(*ラザニアやニョッキについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
パスタを食べてみよう
日本でもパスタを食べる文化がすっかり定着して、スーパーなどでも様々な種類のパスタを手に入れることができるようになりました。色々なパスタにチャレンジして、それぞれに適したソースや食べ方でパスタ料理を楽しんでください。