コニャックとは?ブランデーと違いある?味・香りなど特徴や飲み方のおすすめも紹介!
コニャックはどんなお酒か知っていますか?ブランデーと違いはあるのでしょうか?今回は、コニャックの味わい・香りなど特徴を産地別に比較して紹介します。コニャックの飲み方や銘柄の選び方・おすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
・【お酒、飲酒は20 歳を過ぎてから】
・【未成年者の飲酒は法律で禁じられています】
目次
- コニャックとは?ブランデーと違うの?
- コニャックはブランデーの1種
- コニャックとアルマニャックの違い
- コニャックの産地別の味わい・香りなど特徴は?
- ①ポルドリ
- ②グランド・シャンパーニュ
- ③プティット・シャンパーニュ
- ④ファン・ボア
- ⑤ボン・ボア
- ⑥ボア・ゾルディネール
- コニャックの飲み方のおすすめは?
- ①ストレート・ロック
- ②水割り
- ③ソーダ割
- ④牛乳割り
- コニャックの銘柄の選び方
- コニャックの銘柄を選ぶ際のポイント
- コニャックの初心者向けの銘柄
- コニャックのおすすめ商品
- ①ヘネシー(Hennessy) ヘネシー X.O.(16,805円)
- ②マーテル コルドンブルー コニャック(14,355円)
- ③レミーマルタン XO(11,807円)
- コニャックを飲んでみよう
コニャックとは?ブランデーと違うの?
コニャックとはリンゴやブドウなどの果実から作られる蒸留酒です。日本でも高級なイメージがあるお酒で知られ、飲んでみたいという人も多いでしょう。この記事では、コニャックの産地別の特徴やおすすめの飲み方などを紹介します。
コニャックはブランデーの1種
コニャックとは果実から作られた蒸留酒、ブランデーの一種です。数あるブランデーのなかでも、フランスのボルドーのコニャック地方で作られたものをコニャックと呼びます。コニャック地方では、ブドウの品種や製法が厳しい基準で決められており、使われるのは「ユニブラン」などのブドウで、単式蒸留機で二回蒸留を行います。
その後は、フランス産の樫の木で2年半以上の熟成が必要です。このように、細かい製法を守って作られたものだけがコニャックと認められるので、ブランデーの中でも特別なお酒と言えるでしょう。
コニャックとアルマニャックの違い
コニャックと同じように、知名度の高いフランスのブランデーにはアルマニャックもあげられます。アルマニャックとはフランス、ボルドーのアルマニャック地方で作られるブランデーのことです。アルマニャックの原料はコニャックと同じブドウですが、その製法は違います。
半連続式蒸留を使用し、ゆっくり一回だけ蒸留して作られるため、コニャックの上品な味わいに対してアルマニャックは野生的で力強い味わいが特徴です。
コニャックの産地別の味わい・香りなど特徴は?
コニャックはフランスのコニャック地方で作られるブランデーです。代表的なコニャックの産地と、そこで作られるコニャックの特徴を紹介します。
①ポルドリ
ポルドリは最も面積の狭い産地で、石灰岩の分解による粘土質土壌が特徴の土地です。ここで作られるコニャックは、まるで西洋スミレやスイセン、ユリのような華やかな香りがすることで知られています。その味わいは非常にまろやかで口当たりも優しいお酒です。
②グランド・シャンパーニュ
グランド・シャンパーニュはもともと海だったところで、白亜石灰質の地下層と粘土質石灰石で構成された土地です。このような土地で栽培したブドウは糖度が低く、酸度が高くなり、コニャックづくりにぴったりのブドウが育ちます。
質の良いブドウが育つ土地柄を活かしたグランド・シャンパーニュのコニャックは、力強い熟成香が特徴です。口に含むと繊細な果実の味わいが広がりますが、飲みごたえのあるボリューム感のあるコニャックが作られています。
③プティット・シャンパーニュ
プティット・シャンパーニュはグランド・シャンパーニュと同じような土地で、栽培されるブドウや作られるコニャックの味わいもグランド・シャンパーニュとよく似ています。グランド・シャンパーニュよりもやや早熟で仕上げられますが、香りの奥行きもあり、柔らかい味わいを感じられるでしょう。
④ファン・ボア
ファン・ボアの土壌は砂利が多く、赤い粘土質石灰岩で構成されているところが特徴です。比較的熟成の浅いコニャックが作られるため、その味わいは軽快で軽い口当たりに仕上がります。ボリューム感のあるコニャックお飲みなれている人には、やや物足りなさを感じることもあるでしょう。
⑤ボン・ボア
ボン・ボアは海に近い沿岸部の地質で、砂利が多く、他の産地と比べるとやや貧弱な土壌と言われています。谷もある地域で、栽培地が集中せず、ほかの作物と隣り合わせでブドウが栽培されることも珍しくありません。
ここで作られるコニャックは、野性的でワイルドな風味が特徴です。値段もリーズナブルな場合が多いので、コニャックを気軽に試してみたい人にも向いています。
⑥ボア・ゾルディネール
ボア・ゾルディネールは砂が多い土地で、ブドウ栽培には不向きな場所です。ここで栽培されたブドウを使って作られるコニャックは粗削りな味わいで、ワイルドな風味に仕上がります。
他の産地のコニャックとブレンドして使われることも多いところも特徴です。ボア・ゾルディネール単体のコニャックは数も少なく、流通していないので手に入れるのも難しい産地のコニャックと言えるでしょう。
コニャックの飲み方のおすすめは?
コニャックを飲むときに、試してみたいおすすめの飲み方を紹介します。いろいろな飲み方で、コニャックの美味しさを堪能しましょう。
①ストレート・ロック
コニャックの芳醇な香りをそのまま楽しみたいときは、ストレートやロックがおすすめです。ストレートで飲むときはコニャックもグラスも常温ですが、ロックのときはグラスをしっかり冷やしましょう。
30分程度で飲み切れる量を注ぎ、ゆっくりその香りを堪能しながら口に含みます。アルコール度数が高いのでチェイサーを用意するとよいでしょう。
(*ブランデーのロックについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②水割り
コニャックは水割りで飲むのもおすすめです。コニャックはアルコール度数が40度以上あり、アルコールが苦手な人はストレートやロックでは飲みにくく感じられます。そんなときは、シンプルな水割りで楽しみましょう。常温のコニャックと水を1:1の割合で割ると、よりコニャックの香りがまろやかになり、飲みやすくなります。
③ソーダ割
ハイボールのように、ソーダで割るとより飲みやすく軽い口当たりが楽しめます。芳醇な香りはそのままにのど越しのよい爽快感が増して、すっきり味わうことができるでしょう。果実の香りや熟成香に、炭酸の爽やかさが良いバランスで飲みやすくなるでしょう。
(*ブランデーのソーダ割り・ハイボールについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
④牛乳割り
コニャックを温めたホットミルクで割ると、ほっと一息つきたくなるような優しい味わいになります。温めた牛乳に対して1/3~1/4程度のコニャックを加え、バターを少しとかします。体が温まるので、冬にぴったりの飲み方でしょう。
コニャックの銘柄の選び方
数あるコニャックの中から、気に入った銘柄を選ぶためのコツを紹介します。
コニャックの銘柄を選ぶ際のポイント
コニャックの銘柄を選ぶための、基本的なポイントを紹介します。
・熟成年数で選ぶ
・産地で選ぶ
コニャックは熟成年数によってランク付けされていて、年数が長いものほど高級になります。等級は「コント」であらわされ、「オール・ダージュ」「X.O.」「ナポレオン」「V.S.O.P.」「V.S.」「スリースター」の6つのランクがあります。より上品で高級な味わいを求める人は熟成年数が長いコニャックを選ぶとよいでしょう。
さらに、産地によってもコニャックの味わいは変わります。前述した各産地の特徴も比較すると、好みの銘柄を選ぶことができるでしょう。
コニャックの初心者向けの銘柄
コニャックを始めて飲む初心者向けの銘柄を選ぶために、おすすめのポイントを紹介します。
・熟成年数が高い
・グランド・シャンパーニュ産
コニャックは熟成年数が長いものほど、口当たりがまろやかで飲みやすくなります。そのため、初心者はランクが高い、長く熟成されたコニャックから飲むとよいでしょう。また、グランド・シャンパーニュのコニャックは飲み口が優しく初心者向けです。
コニャックのおすすめ商品
コニャックのおすすめ商品を紹介します。人気商品を参考に、自分好みのコニャックを探してみましょう。
①ヘネシー(Hennessy) ヘネシー X.O.(16,805円)
世界的に有名な「ヘネシー」のX.Oランクのコニャックです。ボトルデザインもおしゃれで、プレゼントにも人気があります。約100種類の原酒をブレンドして造られ、上品でまろやかな味わいが特徴です。
②マーテル コルドンブルー コニャック(14,355円)
マーテルは伝統的な製法で作られたコニャックの銘柄で、香りが甘く、ふくよかな余韻が長く残ります。香りの強さから飲む香水とも呼ばれるコニャックで、ゆったりした晩酌にも向いています。
③レミーマルタン XO(11,807円)
数あるコニャックの中でも、知名度の高いレミーマルタンのスタンダードボトルで、バニラのような甘い香りや柑橘類のような爽やかな香りを持っているところが特徴です。口当たりはまろやかで飲みやすく、初心者にもおすすめの銘柄でしょう。
コニャックを飲んでみよう
コニャックはブランデーの中でも特別なお酒で、深みのある味わいは多くの人を魅了しています。いろいろな産地の特徴や等級を踏まえて、いろいろな銘柄のコニャックを試してみてください。