ブランデーのアルコール度数は?ウイスキーより高い?他のお酒と比較し紹介!
ブランデーのアルコール度数を知っていますか?高いのでしょうか?今回は、ブランデーのアルコール度数を〈ウイスキー〉など他のお酒と比較して、ストレート1杯のアルコール量や何杯で酔うのかも紹介します。ブランデーの正しい飲み方や初心者でも飲みやすいおすすめ銘柄も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
- ブランデーのアルコール度数は何度?高い?
- ブランデーはアルコール度数「37度〜50度」のお酒
- ブランデーの度数をウイスキーなど他のお酒と比較すると?
- ブランデー1杯のアルコール量は?何杯で酔う?
- ブランデー1杯(30ml)のアルコール量は「10g」
- ブランデー(30ml)の杯数別のアルコール量と酔い具合の目安
- ブランデーの正しい飲み方は?
- ブランデーはストレートで時間をかけて飲む
- ブランデーの度数がきつい時の対処法はある?
- ①水割り・ソーダ割りにして飲む
- ②カクテルにして飲む
- ③お菓子作りに使用する
- ④甘いブランデーを選ぶのもおすすめ
- ブランデー初心者でも飲みやすいおすすめ銘柄3選を紹介!
- ①vo(37度/2,380円)
- ② V.S.O.(37度/6,000円)
- ③VSOP(40度/2,230円)
- ブランデーのアルコール度数は高い
ブランデーのアルコール度数は何度?高い?

ブランデーは日本酒やビール、ワインと同じ醸造酒に分類されるお酒です。果物を醸造並びに蒸留させて作っているため、香り豊かな味わいが特徴です。ここでは、ブランデーのアルコール度数は高いのかどうかについて説明します。
ブランデーはアルコール度数「37度〜50度」のお酒
ブランデーはぶどうやりんごなど様々な原料を用いて作っており、アルコール度数は37度から50度と幅があります。ブランデーは果物酒を蒸留しアルコール度数が60度以上になったものに加水して度数を下げ、瓶詰めする際に微調整するので幅が出るようです。
香り豊かで味に奥行きがあるお酒ではあるものの、そのまま飲むと強すぎると感じる人は少なくありません。時間をかけて少しずつ飲むことで、香りや味わいを楽しめるお酒といえるでしょう。
ブランデーの度数をウイスキーなど他のお酒と比較すると?
お酒 | アルコール度数 |
ブランデー | 40% |
ビール | 5% |
日本酒 | 15% |
ワイン | 15% |
焼酎 | 25% |
ウイスキー | 40% |
テキーラ | 40% |
ブランデーのアルコール度数を他の蒸留酒と比較すると、突出して高いことがわかります。蒸留酒に分類されるウイスキーやウォッカなどの平均的なアルコール度数が40度で、ブランデーもこれらのお酒と同じくらいの度数があります。そのほかのお酒と比較すると、ブランデーのアルコール度数はビールの8倍、日本酒やワインの2倍以上、焼酎の1.6倍の数値です。
ブランデー1杯のアルコール量は?何杯で酔う?

ブランデーの香りや味を楽しみたいなら、氷や水などの割り材を加えずに飲むのがおすすめです。ショットグラス1杯のブランデーのアルコール量を覚えておくと、飲み過ぎ防止にもつながります。ここではブランデー1杯のアルコール量と、何杯で酔うかを説明します。
ブランデー1杯(30ml)のアルコール量は「10g」
ブランデーを30mlのショットグラスで飲んだ際のアルコール量は10gで、他のお酒では以下の量に匹敵します。
・ビール:250mlのビアグラス1杯分
・ワイン:グラス1杯分
・ウイスキー:シングル1杯分
・ウォッカ:シングル1杯分
1ドリンクと呼ばれる単位はアルコール量が約10gが含まれるもので、日本酒の場合は0.5合、缶チューハイの場合は約200mlが1ドリンクと換算されます。また、ブランデーはウイスキーと同じ度数のため、ショット1杯あたりのアルコール量はウイスキーと同じシングル1杯分に相当します。
ブランデーはアルコール度数が高く、少量でもアルコールの摂取量が多くなるので注意が必要です。
ブランデー(30ml)の杯数別のアルコール量と酔い具合の目安
酔い具合 | ショット何杯(40度) | アルコール量 | ビール瓶(相当量) |
そう快期 | 2杯 | 20g | 1本 |
ほろ酔い期 | 2~4杯 | 20g~40g | 1〜2本 |
酩酊初期 | 6杯 | 60g | 3本 |
酩酊期 | 8~12杯 | 80g~120g | 4〜6本 |
泥酔期 | 14~20杯 | 140g~200g | 7〜10本 |
昏睡期 | 20杯以上 | 200g以上 | 10本以上 |
・そう快期/皮膚に赤みがみられ爽快な気分となり、判断力が鈍くなる
・ほろ酔い期/ほろ酔い気分となって脈が速くなり、理性が失われる
・酩酊初期/声も気も大きくなるほか怒りっぽくなり、立つとふらつく
・酩酊期/浅い呼吸や千鳥足がみられ、何度も同じことを話したり吐き気を感じたりする
・泥酔期/ろれつが回らず記憶が不鮮明となり、まともに立てない
・昏睡期/呼吸が深くゆっくりとなり揺すっても起きず、大小便を垂れ流す
上記は、30mlのショットグラス1杯の杯数別のブランデーのアルコール量と、その酔い具合の目安を示したものです。ブランデーは2~4杯程度であればほろ酔い気分が味わえますが、アルコールの耐性には個人差があり誰もが上記のように酔うとは言い切れないので、あくまで目安としてください。
昏睡期になった人をそのままにしておくと、急性アルコール中毒で死に至る可能性が高いので注意が必要です。ブランデーを水割りやソーダ割りにすると飲みやすくなるため、気がついた時にはアルコールの摂取量が多くなっているケースもあるので気をつけましょう。
ブランデーの正しい飲み方は?

深い香りと味わいを楽しめるブランデーですが、どのような飲み方が適しているのかがわからない人もいるかもしれません。アルコール度数が高いので氷を入れたり、カクテルにしたい人もいるでしょう。ここでは、ブランデーの正しい飲み方を説明します。
ブランデーはストレートで時間をかけて飲む
ブランデーの味と香りを堪能するためにも、ストレートで時間をかけて飲むのが基本です。ショットグラス1杯のブランデーを、30分かけて飲むのが目安とされています。ブランデーグラスに注いで飲むと持ち上げる時に体温でお酒が温まり、より香りが引き立ちます。
一方でブランデーはアルコール度数が40度と高いので、ストレートで楽しみたい時はチェイサーを用意するのが基本です。チェイサーには水や炭酸水がおすすめですが、好みでジンジャーエールやビールを用意するのもよいでしょう。
またストレートの次におすすめなのが、氷を加えるオンザロックです。使用する氷はできるだけ大きめのものがおすすめで、1つだけをグラスに入れて常温のブランデーによってゆっくり溶けていく様子を見るのも風情があります。またブランデーが氷で冷やされるのでアルコール独特の揮発臭が抑えられ、飲みやすくなるメリットもあります。
ブランデーの度数がきつい時の対処法はある?

ブランデーの味や香りが好きでも、アルコール度数が高すぎて飲みにくいと感じる人もいるでしょう。健康を損ねることなくブランデーを楽しむ意味でも、ストレート以外の飲み方を覚えておくと便利です。ここでは、ブランデーの度数がきつい時の対処法を紹介します。
①水割り・ソーダ割りにして飲む
アルコール度数が高いブランデーは、水割りやソーダ割りにすると飲みやすいです。ブランデーと水またはソーダの比率は、1:1のトゥワイスアップが基本となります。炭酸水は冷やしたものを注いでも構いませんが、水を加える時には常温がおすすめです。ブランデーに冷たい水を加えると、味が馴染むまでに時間がかかってしまいます。
②カクテルにして飲む
ブランデーをカクテルにして飲むのもおすすめで、以下のような種類が人気です。
・サイドカー
・アレキサンダー
・カフェロワイヤル
・ニコラシカ
サイドカーは、ブランデーにホワイトキュラソーとレモンジュースを加えた、飲みやすいカクテルです。アレキサンダーは、ブランデーにカカオリキュールと生クリームを加えるもので、デザートカクテルとして人気です。カフェロワイヤルはコーヒーを注いだカップの上にスプーンをセットし、角砂糖とブランデーを乗せて火をつけて溶かしたものを混ぜて楽しみます。
ニコラシカはショットグラスにブランデーを注ぎ、スライスしたレモンの上にグラニュー糖を盛って一緒に飲む、自宅でも簡単に作れるカクテルです。この他にもブランデーに砂糖と卵黄、温かい牛乳を加えるクリスマスカクテルであるエッグノックもおすすめです。
③お菓子作りに使用する
ブランデーをお菓子作りに活用すると、香り豊かに仕上がるのでおすすめです。自宅で生チョコレートやケーキを作る際にブランデーを加えると、上品な味わいで芳香が際立つ一品が作れます。お菓子作りにブランデーを使う際には、お菓子専用のものか価格が安いものを使うとよいでしょう。
④甘いブランデーを選ぶのもおすすめ
飲みやすさを優先するなら、甘いブランデーを選ぶのも方法の1つです。ブランデーの原料は果物なので、デザート代わりになる甘口のものが販売されています。甘いブランデーでもアルコール度数は高いので、ストレートではなく氷を加えてオンザロックにして楽しむのもよいでしょう。その場合も、大きめで透明度の高い氷を使うのがおすすめです。
ブランデー初心者でも飲みやすいおすすめ銘柄3選を紹介!
アルコール度数が高いとされるブランデーの中にも、飲みやすいものがあります。香りや味わいの特徴を知り、割り材を加えることでブランデーをより楽しめるでしょう。ここではブランデー初心者でも飲みやすい、おすすめの銘柄を3つ紹介します。
①vo(37度/2,380円)
香りも味わいもフルーティーで飲みやすく、口当たりもなめらかなブランデーです。甘い飲み口とすっきりとした上品なアフターテイストが人気で、価格も安くアルコール度数も低いので日常的に楽しめます。
② V.S.O.(37度/6,000円)
端麗ブランデーの中でも一般的な商品で、雑味のないほのかなフルーツの香りとさっぱりとした後味に定評があります。口に含むと穏やかな味が広がり、アルコール度数も低めなので女性でも飲みやすい商品です。
③VSOP(40度/2,230円)
日本産のブランデーの中でも高品質であると人気で、香りが華やかでフルーティーです。フルーツブランデーとキレのよい原酒をブレンドしているので、まろやかながらも複雑な味わいを堪能できます。
ブランデーのアルコール度数は高い
芳醇な香りと味わいが楽しめるブランデーは、ストレートで楽しむのがおすすめです。一方でアルコール度数が高いため、飲み過ぎると健康を害する恐れがあります。氷を入れたり割り材を使ってカクテルにしたりして、美味しくブランデーを楽しみましょう。