ビールは冷凍庫で何分でキンキンになる？破裂しない？最短1分で冷やす方法も紹介！

前述した、濡れたキッチンペーパーで缶ビールを巻いて冷蔵庫や冷凍庫に入れる方法よりも短時間で中身を冷やす方法に、氷水で回しながら冷やす方法があげられます。氷水を入れたボウルの中で、缶ビールを1～3分回し続けると、短時間でキンキンに冷えるのでおすすめです。

その際、氷水に塩を加えておくと、塩の効果で氷の温度が下がるためより時間短縮ができます。

常温の缶ビールを手早く冷やす方法を実践している間に、それを入れるグラスも一緒に凍らせておきましょう。凍らせたグラスに冷やしたビールを注ぐと、よりキンキンに冷えるのでおすすめです。ただし薄口グラスを冷凍庫に入れると、冷えすぎて割れるリスクがあるので注意が必要です。

急いでビールを冷やすつもりで冷凍庫に入れたことをうっかり忘れてしまうこともあることでしょう。その場合の対処法を間違えると、缶を開けた時に中身が飛び出すなどの不具合が出る可能性が高いです。ここでは、ビールを冷凍庫に入れっぱなしにした場合の対処法を紹介します。

冷凍庫に入れっぱなしにして凍ってしまったビールは、解凍して飲むのが基本です。その場合の解凍方法としておすすめなのが、冷蔵庫で1日放置することです。凍ったビールを急速に温めるのは、膨張した中身によって缶やビンが破裂するリスクがあるのでおすすめできません。

ただし、冷蔵庫での解凍時に破裂する可能性は全くないわけではないので、解凍させる際にはタオルで包んでおくと万が一破裂した時に安心です。また、ある程度中身が溶けた半シャーベット状のビールを、アイスビールとして楽しむ方法もあります。その際には中身が噴出する可能性があるので、タオルで包んでから栓を開けることをおすすめします。

一度冷凍してしまい炭酸が感じられなくなったビールは、料理に使うのもおすすめです。牛肉や豚肉、鶏肉などをビール煮にすると、含まれているアミノ酸が肉のタンパク質を分解し、柔らかく仕上がります。またビールの旨味成分が料理にコクを出し、ビールの苦味によって味に深みが出るのです。

ほかにも炭酸の抜けたビールをカレーの隠し味にしたり、炊き込みご飯を炊く際に加えたりする使い方も、味に奥行きを与えるので試してみてください。

自宅で観葉植物を育てているなら、冷凍し過ぎてしまったビールは肥料として使ってみましょう。ビールに含まれている酸の殺菌作用により、菌や害虫を除去してくれます。また草木に対しては、発酵した糖分が養分となるのです。

ただし、ビールは冷凍によって炭酸が抜けても香りが残るため、コバエを寄せ付けることがあります。それを避けたいなら、土を掘ってからビールを注ぎ、その上に再び土をかぶせて匂いを感じにくくしましょう。

暑い夏には、ビールをあえて冷凍庫で冷やして食べるのもおすすめの楽しみ方です。ここでは、ビールを冷凍して作るフローズンビールの材料と作り方を紹介します。